ドラえもんに出てくる「のび太」。日本人なら知らぬ人はいないだろう。
「のび太が誰かなんて聞く鼎立は頭を打ったのか?」と思われるかもしれない。
安心してほしい。
決して、頭を打って記憶喪失になったわけではない。
タイトルにある【「のび太」という生き方】の本を読んで、真っ先に浮かんできたのが、この言葉。
ドラえもん学という分野がある。
この本を読むまで、まったく知らなかった。
ドラえもん学を起こしたのは【「のび太」という生き方】の著者である横川先生だ。
ドラえもん学、奥が深い。
「ドラえもんー?(笑)」なんて思って読むと、足元をすくわれる。
このごろ読んだ本の中で、一番泣けた。(私は、ドラえもんにとても弱いことを先に明記しておく)
ドラえもんを見たことがない人は少ない。
だから出てくる例えが、どれも身近に感じられる。
見たことがないストーリーでも、ドラえもんに流れる雰囲気さえわかれば、なんとなく理解できる。
理解できると、心に響く。結果、泣く。
ドラえもんを通して、藤子・F・不二雄先生が伝えたかったことは何なのか。
のび太は一体、誰なのか。
子供向けと思って読むと、全然違う。
これは、小さいときにドラえもんを見た大人。
さらに現実に挫けそうな大人に読んでもらいたい本だ。
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