今回から「白の世界」編へと入りました。
「アンジュ・ヴィエルジュ」 8話
白の世界と言えば毎回べったべったの入浴シーンを見せてくれるこの二人の世界。
自然と期待が高まります。
前回のエルエル・レミエルコンビの絡みもあります。
ユーフィリアとセニアが親子という、とんでもない展開も。
姉妹百合と親子百合を合わせて入れてくる白の世界恐るべし……。
天音と、それぞれのプログレスの関係も見え始め、物語は深みを得始めました。
以下、百合的感想です。
「アンジュ・ヴィエルジュ」 8話 愛しさの理由
１、天音とステラ
ステラ達、白の世界の住人はアンドロイドです。
天音とステラの出会いも、天音が間違って起動ボタンを押してしまったところから始まります。
「可愛いから触ってたらボタン押しちゃった」という天音さんは中々の強者です。
「あなたは私のマザー？」
「いいね、それ！」
いいのか？それ。
ここら辺の感覚は今一理解できません。
創造主とかコンダクターに比べたら「マザー」が天音にとって自然だったんでしょうね。
「それじゃ、今日が誕生日だね」
と話を展開させる天音さんは流石です。
そのコミュニケーション能力を分けていただきたい。
出会ってから二人は仲良く過ごしていました。
ステラが言うには「私にとって天音は大切だった」
生まれたばかりのステラにとって、一緒に行動して、大切にしてくれる天音は本当に母親のようなものだったのでしょう。
しかし
まさかの天音がステラを叩いている！
天音のキャラクターはこういうことを絶対しなそうに思えたんですが、何があったのでしょう。
この時言われた「言うこと聞かないステラは嫌い」という言葉が、今もステラの胸には深く突き刺さっています。
ステラは天音の事を「大切」ではなく、「利害関係のため、利用している」と思うことにしました。
いやいやいや、いい執着ですね。
”大切な人”に怒られ、傷つけられたからこそ、感情の入らない「利害関係」でのみ考えるようにしたわけです。
アンドロイドとして、他のプログレスより感情の表現が少なかったステラ。
その内面にはきちんとした感情が通っていたことがわかります。
天音の封印されたオブジェの前で、天音を見つめるステラ。
「今の私が考えているのは速さだけ」
そういうステラですが、白の世界でカレン・セニア姉妹との戦闘で絆について考え始めます。
２、ずっと姉妹風呂に入っていた絆は伊達じゃない！
さて、ずーっと今まで姉妹で風呂に入っていた「カレン・セニア」の二人組。
この二人が、白の世界での敵になります。
余談ですが「セニカとユーフィリアが親子」というのもびっくり。
いきなり「ママを助けに行く！」って言いだすから、どういう関係なのかさっぱり分からなくなりました。
アンドロイドの親子関係ってなんなんでしょうか？
姉妹だったら、規格が同じとか、型番が同じとかあると思うんですが……うーん、なぞです。
本題に戻ります。
いつものごとく、五人で飛び立ちまして。
いつものごとく、ステラのみ隔離されます。
セニアから救難信号が出て、白の世界へ向かうのですが。
もちろん、罠でした。
捕まったステラは「一つになろう」とセニアに誘われます。
「ああ、ステラが入ってくる」
このセリフは、エロい。
闇落ち組はぶっ飛んでるなぁ。
「究極の愛の形は融合」
姉妹でこんなに仲良く恋人つなぎをするアニメがあっただろうか。
さすが、出る場面出る場面でくっついていた人たちは違いますねぇ。
闇落ちで本音が出ると言うなら、この二人の本音は「ずっと一緒に居たい」だったのでしょうか？
ステラと天音の絆が弱いのは、融合していないからだという言葉まで飛び出します。
「大切な人とずっと一緒」
「ずっと離れない」
それこそが究極の絆だと戦闘をしながら語るカレン・セニア。
言うだけあってめっちゃ強いです。
この二人が今までの敵と違うのは、「執着しているのは二人でいることだけ」という点です。
今までのソフィーナ先輩にしても、レミエルにしてもプログレスの中に執着する相手がいました。
今回はステラを欲してはいますが、執着まではいきません。
世界水晶を壊す手段もばっちり整えてあります。
ハート型のウイルスって、狙いすぎですね。
３、コント姉妹と天使たち
〇エルエルとレミエル
闇落ち解除後のレミエルとエルエルの会話シーン。
「ひどいこと言ってごめんね」と謝るレミエルと「私こそごめん」と返すエルエルです。
このシーンの
「エルエルちゃんがあんまりにも優しいから私が甘えちゃっただけ」
ってセリフがたまらない！
ツボです。
つまり、エルエルがなんでも受け止めてくれるから、レミエルは甘えて独占欲を爆発させたわけです！
いやー、「赤の世界」編は本当に百合らしい百合ですね。
手を合わせて「ずっと、友達」という二人。
友達という単語が神聖に聞こえる不思議聴覚。
肌色ばっか見えるアニメですし、この子たち以外にも突き抜けた告白ばっかりなのに、なぜこの二人が一番百合っぽく見えるのでしょう。
〇とうとうベッドインした「サナギ姉妹」
あの二人がとうとうやってくれました。
この間、戦車に乗って二人の世界へいってしまったと思ったら。
今回は「休み方の訓練」にかこつけて、ベッドインしています。
妹の誘い受けっぷりが、半端ない。
これは尻に敷かれるパターンですね。
〇今後の展開
「究極の絆＝融合」にステラは納得してしまうのか。
ステラと天音の間には何があったのか。
サナギ姉妹はどこまで見せてくれるのか。
気になるところがてんこ盛りです。
＊ファス＊
