
にほんブログ村
体育祭と文化祭、学生のイベント盛りだくさんの3巻です。
でもそれより気になるのはロッテが登場したことで変わる「純夏と汐の関係」!
ラブラブしてくれるのも嬉しいですけど、お互い気にしすぎてギクシャクするのもまた美味し。
純夏と汐の恋を見つめましょう。
(C)いけだたかし/メディアファクトリー「ささめきこと」3巻表紙
体育祭では運動神経抜群の純夏が大活躍。
汐好きを利用されて張り切るところがまた可愛らしい。
体育祭の結果で文化祭の枠が決まるという制度も相まって熱い展開のようです。
特に文化祭では純夏と汐のフォークダンスが見れるのかと思いきや……?!
汐の可愛い子好きは困ったものですね。
可愛いものが好きなのは女の子の心理ですが、純夏にはダメージが高いようです。
お互いに傷ついて、傷つけて、絆が深まる3巻。
ドキドキしながら4巻を待ちましょう!
目次
〇ダイジェスト
〇おすすめ内容
1、可愛いもの好きと好みのタイプ
2、純夏と汐の出会いと今
3、恋心に揺れる純夏
〇まとめ
ダイジェスト
13~18話が入っております。
13話「BATTLE OF SEPTEMBER」
体育祭に合わせてクラスメイトが多々登場。
汐の着ぐるみが可愛い。
14話「メイドと天使と大和魂」
文化祭にてフォークダンスは学園物の定番です。
新キャラロッテの登場で波乱の始まり。
15話「KARATE-BAKA」
純夏が空手を辞めた理由が明らかに。
空手大好きなロッテは純夏を慕っており。
16話「雨」
空手一直線のロッテと純夏に拗ねる汐。
ロッテと純夏は雨の中走り込みをし、体調を崩してしまう。
17話「fourteen」
純夏と汐の中学校での出会い。
純かと汐の関係に変化が見える?
18話「とびらをあけて」
言葉はなくても伝わる想い。
……このタイトルでアナ雪を思い出してしまうのは、中毒ですかね?
おすすめ内容
1、「可愛いもの好き」と「好みのタイプ」
汐は「可愛い女の子が好き」を公言している女の子です。
だからこそ純夏は自分が可愛くないと思って、告白を躊躇しているわけですし、可愛い子を好きになって傷つく汐をいつも慰めているわけです。
汐は「女の子が好き」でその中でも「可愛い女の子」がタイプと言われています。
ですが、「可愛い女の子が好き」と「好みのタイプが可愛い女の子」かはまた違う問題です。
(C)いけだたかし/メディアファクトリー可愛い女の子にぼうっとする汐(「ささめきこと」3巻より)
女の子って大なり小なり「可愛いもの好き」ですよ。
とくに汐のような女の子らしい女の子にはその傾向が高く感じます。
その上、汐は「女の子好き」を公言しています。
自然とタイプの子も「可愛い女の子」という確率が高いです。
ですが、汐が一番大切にしているのは親友である「純夏」です。
これは2巻まで読んだ人ならわかると思います。
汐が惚れっぽいので、あまりクローズアップされませんが、汐は「可愛いのもが好き」なだけで好みの女の子はまた違うタイプなんじゃないかと。
純夏を応援するあまり思いたくなってしまいますねぇ。
3巻で汐の理想のようなキャラクター「ロッテ」が登場します。
彼女の登場により純夏、汐の関係は大きく揺れ動きます。
向ける感情は違いますが、百合の三角関係が見られることに胸がドキドキです。
2、純夏と汐の出会いと今
今でこそ親友の純夏と汐。
その二人の出会いを書いた話が3巻には収録されております。
まだ汐を意識していない純夏がイケメンすぎて惚れそう、とかそういう感想は置いておいて。
今よりは隠しているようですが、汐は基本的に素直な子です。
可愛い女の子をみれば「可愛い」と言ってしまいますし、隠すことが苦手。
そんな子が中学生で虐められないわけがありません。(しかも可愛いし)
クラス委員をしていた純夏がそんな汐と一緒にいるようになるのが、二人の始まりのようです。
この出会いの話から、風邪で寝込んだ今に場面展開させるなんていけだ先生の手にはまっている気がします。
(C)いけだたかし/メディアファクトリー(「ささめきこと」3巻より)
一つの記事に一個は女の子の泣き顔を抜いている気もしますが、名場面って涙が伴うから仕方ないよね!
読者には二人の気持ちが丸わかりで、やきもきします。
朋絵ちゃん、さっさと二人をくっつけて!と強く願います。
3、恋心に揺れる純夏
上でも取りあえげますが、3巻に見どころはロッテがはいることで変わる人間関係です。
ロッテは天使のような容姿を持ちながら空手大好きな留学生。
空手が強い純夏を「師匠」と慕っています。
可愛らしい容姿なのに学ランを着たり、道着姿だったり、可愛らしい服を着ません。
(C)いけだたかし/メディアファクトリー空手を辞めた理由(「ささめきこと」3巻より)
今までも純夏が空手の有段者で、相当な使い手である描写は多く見られました。
汐を助けたり、道場に顔を出して組み手をしたり。
なぜ彼女が空手を辞めたのか、予測はできてましたが、この巻ではっきりと答えが出ます。
そして、ロッテの一言がさらに突き刺さる。
好きな相手に振り向いてほしくて「好みのタイプ」になろうとする努力は素晴らしいです。
でもそれが自分の好きなものの一つだった場合、そう簡単に切り捨てることはできなくなります。
純夏の場合「可愛くなろう」として「空手」を辞めるわけです。
しかし、彼女の家は道場であり、純夏は天才とまで呼ばれた才能の持ち主です。
恋を貫く意思も大切ですが、バランスが難しいところ……。
お互い好き会ってるのに成立しない。
このヤキモキ感をもう少し楽しみましょう。
まとめ
いちゃいちゃも好きだが、じらされるのも好き。
そういう人にピッタリの「ささめきこと」です。
(C)いけだたかし/メディアファクトリー(「ささめきこと」3巻より)
というか、汐のこの表情を見る限り、答えは決まっている気もします。

ささめきこと 3【電子書籍】[ いけだたかし ]

にほんブログ村
ささめきことは何度読んでもたまりません!
ロッテの登場により純夏と汐の関係が少しこじれてしまいましたが、ここで少なからず純夏は汐に自分の気持ちを伝えることができましたね
「私は小さくもカワイクもなれないからッ!!」(その16)
(ああっ、言っちゃったあ!とか思いましたが汐は気づいているのやら、、)
そして最後のシーン、汐は改めて純夏に「ずっと友達でいてね?」と自分の気持ちを伝えましたが、1巻の時とは違い、汐の方にも言葉にできないような感情がみられます(たまりません)。