お久しぶりです。
生きてます。
ちょっとバタバタしてますが、来週には落ち着く予定です。
今日はお待たせしました「ささめきこと」第5巻の感想です!
物語も佳境に入ってきました。
汐と純夏の恋がどうなるか目が離せません!
「ささめきこと」は全9巻で完結していますが、ここら辺が一番百合っぽい。
すれ違いとか、切なさとか、色々百合っぽさが入ってます。
タイトルと一番関係してくるのもこの巻じゃないでしょうか?
では少しお付き合いください。
目次
〇ダイジェスト
〇おすすめ内容
1、「ささめきこと」を知る
2、両片想いのすれ違い
3、好きの消し方
〇まとめ
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ダイジェスト
25「彼と彼女の宝物」
朱宮君とロッテのお話。
人は誰でも宝物=才能を持っているという示唆に富んだ話なんですが……。
26「smile for you」
自分の気持ちに気づいてからの風間の切なさに拍車がかかります。
いやはや、純粋な気持ちって恐ろしいわぁ。
27「あなたがここにいてほしい」
タイトルが何よりも汐の気持ちを物語っております。
28「smile for me」
嘘を重ねる汐と好きだからこそ嘘に気づいてしまう純夏。
両片想いのすれ違いの真骨頂です。
29「その角までの永遠」
汐のついた嘘、純夏のついた嘘が二人の距離を遠くさせます。
少しの距離がとてつもなく長い。
30「嘘と罰」
純粋な分だけ、二人の想いが胸に来ます。
おすすめ内容
1、「ささめきこと」を知る
5巻の見どころは「タイトルの秀逸さ」!
これ以外ないと勝手に思っております。
「ささめきこと」というタイトルも単語の意味と相まって素晴らしいですが、この巻は各話のタイトルもグッときます。
25話「彼と彼女の宝物」以外、全てのお話で純夏と汐の気持ちを正面から描いています。
25話のお話も個人的には凄い好きな話です。
(C)いけだたかし/メディアファクトリー(「ささめきこと」5巻より)生きていく上で大切なものを教えてくれます。
でもやっぱり百合的には汐と純夏に迫りたい!
そして、私はこの巻に収録されているタイトルたちの秀逸さを語りたい!
となると26話以降の見事なすれ違いの話になるわけです。
ここから1,2巻がささめきことの正念場ですね。
26「smile for you」
純夏を好きな気持ちから逃げつつ、それでも純夏を前にするとどうしていいかわからない。
そういう汐の心情がこれ以上ない程、表現されたタイトルです。
後で来る対の28話とつながるとなお深し。
27「あなたがここにいてほしい」
作中では「純夏がここにいない」ということに焦点があてられるのに対しての、このタイトル。
最初はピンと来なくても意味が分かれば思わずうならずにはいられません。
(C)いけだたかし/メディアファクトリー(「ささめきこと」5巻より)
28「smile for me」
明らかに26話を意識したタイトル。
26話がどちらかと言えば汐目線だったのに対し、このタイトルは純夏目線ですね。
30「嘘と罰」
純夏と汐両方に言えるのがすごい。
「純夏が嘘で、汐が罰で」って意味じゃないんですよ。
これきっと二人とも「嘘と罰」をすごく感じてるんですよ。
2、両片想いのすれ違い
朋絵じゃないんですが、本当にこの二人まどろっこしい!
読者としてはさっさとくっついてラブラブして欲しいところなんですよ。
それが、なぜにこんなに拗れるかというほど拗れているのが「ささめきこと」の真骨頂。
(C)いけだたかし/メディアファクトリー(「ささめきこと」5巻より)朋絵がいてくれてよかった……!
そして、そのじれったさが百合の深みを生みます。
すれ違って傷ついて、それでも好きな気持ちを止められない。
そういうのが見たくて百合が好き!という方も多いのではないでしょうか。
ええ、わかりますよ。私もそうですから。
でもね、やっぱいい子たちには幸せになって欲しいので、さっさとくっ付いてほしいですねぇ。
3、好きの消し方
汐と純夏の気持ちがこれ以上にないほどクローズアップされるお話ですが、その表現は対照的です。
この二人は本当に中身が正反対なので惹かれあうし、こんなにすれ違うのでしょう。
なんて王道な二人なんだろう!
切ない!だけど気になる!
やきもきして仕方ないですが、見守るしかありません。
汐は逃げの一手ですが、純夏は逃げるどころか諦めに入ってきてるのがハラハラします。
百合を見るにあたって「好きにならなければよかった」は一番キャラクターから聞きたくないセリフかも。
(個人的意見)
好きになって傷ついたとか、失恋したとかはわかるんですが、「好きにならなければよかった」は一番切ないです。
好きになったこと自体を後悔するなんて悲しいですからね。
まとめ
「ささめきこと」は少女×少女の恋愛を上手に描いた恋愛漫画です。
王道なんですが、そこに百合を上手く配合してくれて、名作へと昇華しております。
コメディチックな話も多くて読みやすいです。
けれども、その分シリアスがずっしりと響くのも間違いないです。
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*ファス*

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