百合でここまでストレートに恋愛を描いた漫画があっただろうか?!
巻が進むごとに恋愛の甘酸っぱさが増していく「加瀬さんシリーズ」
その第3巻が今日紹介する「ショートケーキと加瀬さん」になります。


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(c)高嶋 ひろみ/新書館
「ショートケーキと加瀬さん」より

タイトルの通り、ショートケーキのような甘酸っぱい恋が詰まった一冊になります。
高校三年生になり大人への道が近づく二人。
進路の話や将来の話が出始め、シリアスな雰囲気が多くなる巻です。
しかし「加瀬さんシリーズ」の醍醐味とも言える甘酸っぱさと悶えるような百合は健在!
シリアス要素が増える分、さらに恋の甘さが広がりますよ。
どんなに疲れて帰ってきた日であっても、「加瀬さんシリーズ」さえあれば、百合分補充には困りません♪


目次
〇ダイジェスト
〇おすすめ内容
1、性別に関係なく加瀬を真っすぐに好きな山田が眩しい!
2、加瀬のギャップにグッとくる!
3、百合で繰り広げられる青春物語!
〇まとめ
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ダイジェスト

「太陽と加瀬さん」
高校三年になり、緑化委員長になった山田。
加瀬のインハイも近づき、進路も現実として目の前に広がり始める。

「ショートケーキと加瀬さん」
つい加瀬を自分の部屋に読んでしまった山田。
ドギマギする二人が可愛らしい!

「レモングラスと加瀬さん」
部屋で二人きり、お互い緊張する山田と加瀬だったが……。
山田の真っすぐさ、加瀬の優しさが光る。

「インターハイと加瀬さん」
インハイと進路、元カノなどなど。
山田の前に問題が積み重ねられる。

「夕焼けと加瀬さん」
スポーツ推薦を受けに行く加瀬と不安になる山田。
一緒にいたい二人の未来はどうなるのか?!


おすすめ内容

1、性別に関係なく加瀬を真っすぐに好きな山田が眩しい!

「加瀬さんシリーズ」は陸上部のエースである加瀬のカッコよさにときめくのはもちろん、性別に関係なく真っすぐ人を好きになれる山田に萌える作品だと思います。
つまり、山田が可愛い!
他の百合漫画が同性同士で付き合うまでの葛藤や同性同士なのにときめいてしまう戸惑いに百合の香りを匂わせるのに対して、「加瀬さんシリーズ」は二人の恋愛にストレートに萌えることができます。
これって実は珍しいことです。
百合は女の子の繊細な心情が見物の一つです。
本能や理性を越えて、ひたすらに同性を好きになってしまったことに迷いながら恋が進みます。
その結果、悲恋やヤンデレ、歪んだ愛情が多くなってしまいがちなのです。
「加瀬さんシリーズ」は真っすぐに好き同士が付き合って、イチャイチャラブラブする百合を届けてくれます!


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(c)高嶋 ひろみ/新書館
「ショートケーキと加瀬さん」より

これも全ては山田の性格のなせる業です。
山田は世間から少しずれたところがある天然な女の子。
彼女は同性である加瀬を好きになることに驚きはしましたが、自分の想いを認めてからは迷いません。
一直線に、大好きな加瀬さんのことで浮かれて喜んで悲しんで泣きます。
この喜怒哀楽の豊かさに加瀬も影響され、百合にしては珍しい真っすぐに付き合う二人を見ることができるのです。
山田、グッジョブ!


2、加瀬のギャップにグッとくる!

「加瀬さんシリーズ」の甘さは山田の性格によってできている部分があります。
じゃ、加瀬は?というと彼女の役割はこれしかありません!


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(c)高嶋 ひろみ/新書館
「ショートケーキと加瀬さん」より

作中でも「男子よりカッコいい」とクラスメイトにまで言われている加瀬
そんな加瀬が山田の行動で一喜一憂します。
山田に少しでも冷たくされると落ち込むし、山田に遊びに誘われればそれだけで狂喜乱舞です。
普段は山田を守るためナンパも追っ払う強さを見せる加瀬のカッコよさにトキメク女性も多いでしょう。
彼女の良さはそんなカッコよさと弱さのギャップ!

山田とデートだったりいい雰囲気だったりすると、イケイケな加瀬が私たちに大いなる百合分を届けてくれます。
ですが、少しでも山田が引くような行動(無視や避ける)をすると途端に一杯一杯に。
クラスメイトの目の前だって気にせず、山田と消えたり、山田のために進路を変えようとしてみたり、恋に必死な女の子の表情を見せてくれます。
そのギャップに萌えない百合好きはいないでしょう!


3、百合で繰り広げられる青春物語!

百合好きに「加瀬さんシリーズ」を推す理由の一つとして、このシリーズはほぼ「男女の恋愛」と似たような構造になっていることがあげられます。
人気者の加瀬と地味な加瀬が付き合うことで起こるイベントは恋愛ストーリーの王道と言える内容です。
よく見る設定ではありますが、百合でここまで王道の恋愛青春ストーリーを描いてくれる作品は珍しい!
百合だからといって全てが悲恋系だったり、悩む系である必要はありません。
でも、遊びや本気じゃないのも受け付けない!
そういう百合好きの複雑な心理「加瀬さんシリーズ」はこれ以上ない程マッチしてくれます。


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(c)高嶋 ひろみ/新書館
「ショートケーキと加瀬さん」より

好きだから離れたくない。
一緒に居たいから、将来のことまで真剣に考える。
同性異性に関係なく自分の気持ちに真っすぐに向き合う山田と加瀬、二人の恋を応援しましょう!
ニヤニヤすること間違いなしの良作です。


まとめ


巻を増すごとに甘さも増している気がする「ショートケーキと加瀬さん」の紹介でした。
次はいよいよ最新作である「エプロンと加瀬さん」を紹介できると思うとワクワクが止まりません。
山田と加瀬二人の関係に百合分を補充しながら、日々を生き抜きましょう!


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*ファス*



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