今回紹介するのは「恋のカオリ」！
作者は、もう何回人類総百合化計画で紹介したか分からない「竹宮ジン」先生になります！
（C）竹宮ジン/一迅社「恋のカオリ」より
毎回言っている気もしますが、竹宮ジン先生の描く百合は本当にリアリティに溢れています。
「女の子を好きな女の子」のリアルを知るのに一番適しているのではないかと、単行本を読み返すたびに思っております。
今回の作品はまさにそんな竹宮ジン先生の特徴が出た単行本ですよ♪
「SNSから始まる恋」や「女子高生の恋テクニックが光る百合」、「教師×生徒」と盛りだくさんの内容です。
特に「教師×生徒」シリーズは2組の百合っぷるが登場するのですが、同じような境遇のはずなのに個性が出まくり！
まるで違う百合を味わっているかのような雰囲気になれるシリーズです。
他の単行本「steps」にも出てくるシリーズなので、また別の日にそちらの単行本は紹介しようと思います。
女の子にとって恋は最大の情熱を傾ける部分です。
隅から隅まで恋に全力を尽くす女の子たちを楽しみましょう！
目次
〇ダイジェスト
〇おすすめ内容
１、身近にある百合の香りを感じよう！
２、女の子のテクニックが光る百合！
３、教師×生徒 年の差百合！
〇まとめ
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ダイジェスト
・「返信お待ちしております☆」「気になっちゃってゴメンなさい☆」
SNSの「女の子を好きな女の子」コミュニティで恋の相談をするミミ。
ミミには好きな女の子の先輩がいるが意識さえされていないようで……。
「SNSの遠いところにいると思っていた相手が思わぬ身近なところにいる」
現代ならではの恋のすれ違いが見れる2話です！
ラブい、甘い、甘酸っぱい！
・「sweet temptation」「sweet desire」
同級生に告白された？！
思わず断ってしまったリサだったが、その後相手のことを意識してしまい普通に接することができなくなる。
断った相手に今さら好きとも言えず、もんもんとしていたが……。
これ、すごいテクニックを感じるお話。
意識してもらえないから、「告白⇒意識させる⇒好きにさせる」までのコンボが上手すぎて……。
女の子って凄いねぇと感嘆するしかない。
・「love aroma1,2」
美術の教員としてやってきた宮野先生からする「いい匂い」が気になる木村。
その匂いについて教えてもらううちに二人の距離は縮まっていき……。
・「love preparation」
リョーコは8つ年上のあーちゃんを小さいころから慕っていた。
大学から戻ってきたあーちゃんはリョーコの高校の先生として赴任することになり……。
「教師×生徒」2組のお話。
8歳という年の差は同じながら受ける雰囲気は全く違って面白い！
特に幼馴染からの「教師×生徒」とか、萌え殺されるかと思いましたっ！！
おすすめ内容
１、身近にある百合の香りを感じよう！
SNS、コミュニティ……とまさに現代っぽい百合の話が描かれています。
女の子を好きな女の子、特に地方に住んでいる人だったら絶対に使ったことがあるSNS。
そこから始まる百合はまさに誰もが一度は憧れる百合展開という奴でしょう！
（C）竹宮ジン/一迅社「恋のカオリ」より
「片想い⇒失恋⇒新しい恋」
この流れが延々に繰り返されることが多い百合女子たちの一端を見た気分になりますね。
誰もが上の道を辿っているものですが、同性を好きになる人にとってその間に「両想い」が入ることは奇跡的なことでしょう。
この「恋のカオリ」に出てくるキャラクターたちは誰もが両想いを味わえているので、見ている方も幸せな気分になれますね！
２、女の子のテクニックが光る百合！
恋に全力をかけるのが女子というもの。
特に「sweet temptation」「sweet desire」に出てくるチカにはそのテクニックを感じます！
上でも書きましたが同性を好きになる上で一番のハードルって結局「恋愛対象として見てもらえるか」に尽きます。
嫌がられたらもちろんダメだし、友達としてしか見て貰えなくてもダメ。
それをこの話では上手に「告白⇒意識させる⇒好きにさせる」と流していっています。
（C）竹宮ジン/一迅社「恋のカオリ」より
甘いバニラの香りさえ、チカのテクニックの一つだと思わずにはいられない展開です。
これを普通に使っている女の子、まじ凄い……！
３、教師×生徒 年の差百合！
百合といえば壁が１つ。
そこに「教師×生徒」なんて壁がもう1つできるようなものですよね？
そこを難なく乗り越えてラブラブしてしまうのが「love」シリーズです。
もうね、言うことないくらい甘い。
王道展開なので、話が読めないとか驚きは少ないんですが、ツボをしっかり押さえてくれているので百合好きは悶えること間違いなし！
（C）竹宮ジン/一迅社「恋のカオリ」より
性別も年の差も、全てを越える愛……百合はいいものです。
まとめ
女の子の可愛さ、ずるさ、真っすぐさを味わうには最適な1冊です。
竹宮ジン先生の単行本はひょんなところでつながってたりするので、それを探すのも一興ですね♪
まだまだ紹介したい単行本が多くありますので、もうしばらくお付き合いください。
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