citrus7巻!
可愛くて、甘酸っぱい芽衣を見たい人は絶対に見なければならない一冊になっています。
今までは柚子の一生懸命さが、ひたすら目立ってきたcitrusですが、ここに来て芽衣の様子に変化が見られます。
やっと柚子のひとり相撲状態から、芽衣との関係性に焦点が当たり始めました。
今まで隠されてばかりだった芽衣の部分が表に出るたび、ドキドキしますね!
新キャラも登場し、目を離せない7巻です!




目次
◯『citrus7巻』ダイジェスト
◯『citrus7巻』オススメ内容
1、芽衣の変化が著しい!
2、白帆先輩のキャラクターがグッジョブ!
3、甘酸っぱさを堪能できる一冊に!
◯まとめ


『citrus7巻』ダイジェスト


無事、芽衣に想いを伝えることができた柚子。
安心しきった柚子は、夏休みに補習になってしまったことを忘れてしまっていた。
「落ち込んでいた時に連絡をくれなかった」と拗ねるはるみから、藍原学園の補習について流れる噂を聞かされる。
どこにでもある怪談の一つだったが、補習で柚子は噂のお化けのような白帆先輩と出会う。
人間観察が趣味という白帆先輩は芽衣に興味を抱いているようで……。
補習を受けるようになってしまった柚子と芽衣の夏休みはどうなってしまうのか。
夏祭りに行くことになった柚子と芽衣、はるみにまつりといったメンバーたちに波乱が起きる。
芽衣の感情についてスポットライトが当てられる7巻!


『citrus7巻』オススメ内容


1、芽衣の変化が著しい!

「citrus7巻の見所はなんですか?」と聞かれたら、私は迷わず「芽衣の感情が表に出始めることです!」と答えます。
前巻(6巻)から芽衣の行動が変わってきたというお話はブログでも書いたとおりです。
それに加えて7巻ではそれが目に見えやすい形で登場します。
たとえば、この場面!


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(C)サブロウタ/一迅社

こんな芽衣、見たことありますか?!
いや、私はない。(そりゃそうだ)

柚子の母親と芽衣はいわゆる義母の関係になります。
今までの感じからみると「お父さんと再婚した人」くらいの認識しかなさそうでした。
それが、この巻に来ていきなり「お父さんのどこに惹かれたんですか?」ですよ!
「芽衣ちゃん、恋の悩みでもあるの?」って、誰でもなりますわ。
図星をさされて赤面する芽衣の可愛らしさは、初めて高校生らしいところを見たきさえしています。

citrusの7巻は、こういった芽衣の変化が多く見られる巻になります。
恋バナ以外にも、柚子にドキドキして戸惑う芽衣やら、柚子とスキンシップをして「気持ちの確認」なんて言う芽衣まで、今まで溜まっていた芽衣が一挙に飛び出してきたような勢いを感じます。
さらに白帆先輩の登場によりさらに美味しい場面が作られるのですが、それは美味しすぎて、また別に語らせてください。
(下のテーマになります)


2、白帆先輩のキャラクターがグッジョブ!

7巻から登場する白帆先輩は、物語の中盤に登場するにしては非常に濃いキャラクターにです。
趣味は「人間観察」の上、それを極めているため、大抵の人間は観察するだけで理解できてしまうというとんでもない特技が。
そんな白帆先輩と柚子が出会うのは夏休みの補習でのことです。
3年と2年の補習が一緒というのも、ちょっとわかりませんが、名門学校だと補習なんて受ける生徒もいないでしょうから、まとめられたのでしょう!


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(C)サブロウタ/一迅社

こんな強いキャラクターである白帆先輩が、「唯一理解することができない存在」というのが「藍原芽衣」だと言います。
「藍原芽衣は人間ではない」と行ってしまうほど、人間味がないように白帆先輩には見えているようです。
彼女が柚子に対して協力を求めるのも波乱の幕開けに近いものがありますね。
というか、柚子の誰に対してもストレートに仲良くなれる性格は尊敬しかない!
あんな話を聞かされた後に、あんな経験をして、それでも仲良くなろうとあだ名をつけるなんて……百合ハーレムを築くのはやっぱり柚子な気がしますね(今の所、ハーレム要素はありませんが)

閑話休題。
とにかく白帆先輩のおかげで、柚子と芽衣の間に漣が立つのは事実!
柚子は白帆先輩を気にして芽衣と距離を近づけられないし、芽衣はそれを気にして落ち込むという乙女な一面も。
さらにはこんなご褒美場面が見られるのも、白帆先輩のおかげと言っていいでしょう。
本当にありがとうございます!


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(C)サブロウタ/一迅社

いやはや、破壊力が高い一撃に、そのまま撃沈してしまいそうです。
柚子じゃないですけど、これはヤバいです。効きます。
襲わなかった柚子に「偉い!」とよくわからない立場から言ってあげたくなります(笑)


3、甘酸っぱさを堪能できる一冊に!

今まで語ってきたことで、お気づきの方はいらっしゃるでしょうか?
citrusと言えば、芽衣のクールさに振り回され、柚子の必死さに心打たれる百合マンガでございます。
そのため甘い、エロい場面は数多くあれど、ずーっと甘さが長引くことなど皆無に等しかったのであります。
……それが、それがですよ、7巻にしてついに! 甘酸っぱさを凝縮したような一冊になっていますよ!

今まで散々語ってきたように、7巻はとにかく芽衣の行動が増えました。
彼女の感情がわかるようになってきました。
その上、結構甘えたな雰囲気さえ漂ってくる始末。
citrusで甘酸っぱさを感じたいのであれば、私は7巻を間違いなくオススメします!
芽衣のことがわからないというような不安に駆られることなく、女子高生2人の甘酸っぱい恋を楽しむことができますから。
ただ一つだけ怖いところが。


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(C)サブロウタ/一迅社

芽衣の家が経営する「藍原学院」はどうやらかなりのお嬢様学校の様子。
巻末にある「citrus+」ではその話が少しばかり出てきます。
そういえば1巻で婚約者なんて人もいましたし、そう考えると芽衣と柚子の関係はまだまだ波乱がありそうです。
ただ、ここまで強くなった2人の絆を見ていると簡単に切れるとも思えません!
2人の関係がどうなっていくのか、あ10巻までの残りの巻数を楽しみにしたい7巻でした。


まとめ


「citrus7巻」の感想でした!
芽衣が甘くて、甘すぎて、1巻を読み返すともはや別人のような気さえしてきます(笑)
ここまで芽衣を変えた柚子の真っ直ぐさに頭が下がるばかりです。
好きなもののために一生懸命になれるって素敵ですね。
残り3巻、楽しみなような怖いような、ドキドキを味わいながら読みたいと思います!





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