にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 百合へ
にほんブログ村



コナンにはまった管理人ファスが最初から劇場版を見直しております(笑)
元々コナンに登場する女のコのキャラクターは好きな子ばかり!
復習する気持ちで楽しんでます。
今日は第1作『時計じかけの摩天楼』を紹介します。




1998年の作品かと思うと感慨深いですね。
絵も当時のことを思い出させる古さで、コナンが始まったときを思い出します。
今ではお馴染みのアイテムを紹介するシーンもあったりして、始まったばかりだったんだなぁと思える劇場版でした!
そして、最新作『群青の拳』を見てから1作目までもどったせいか、すごく蘭がヒロインでした(笑)

蘭ちゃん、20年の間に強くなったのね……。



目次
◯『時計じかけの摩天楼』あらすじ
◯感想:蘭ちゃんに全て持って行かれる劇場版!
◯まとめ

『時計じかけの摩天楼』あらすじ


黒川邸で主人の黒川大造が何者かに殺害されるという事件が起こった。
体が縮んだ高校生探偵工藤新一改め江戸川コナンは、鮮やかな推理で事件を解決する。

数日後、高名な建築家である森谷帝二から新一宛にパーティーの招待状来ているのにコナンは気づく。
面識がないため不思議に思いつつ、パーティーへ出てくれるよう蘭にお願いするコナン。
蘭は新一の誕生日に2人で映画を見に行ってくれれば、代わりに出るというお願いをする。

約束の日の前日、火薬庫からプラスチック爆弾用の爆薬が盗み出され、黒川邸など4件の邸宅が相次いで放火されるという事件が発生する。
その犯人だと名乗る男から新一宛てに爆破予告の電話がかかって来る。
緑地公園、米花駅前、東都鉄道の環状線と次々に仕掛けられる爆弾に振り回されるコナンたち。
最後の標的が蘭の居る米花シティービルだと知ったコナンは、急いで助けに向かう。
時限爆弾を協力して止めようとする蘭とコナンだったが、赤と青の導線が残ってしまう。

蘭に選択を任せるコナン。蘭が選ぶのはどちらの色か。その理由は?



感想:蘭ちゃんに全て持って行かれる劇場版!



蘭がすごく、ヒロインでした!(当社比)


最新作で海賊たちを拳で沈めるヒロインと同じ人物とは思えないほど、蘭ちゃんがヒロインをしてました。
ちゃんと狙われるし、ちゃんと守られるし、ちゃんと助かるし!
そうそう、ヒロインってこういう役割よね……と2019年の劇場版を見た後は思ってしまいます。
今の非常にしっかりした強い蘭ちゃんも大好物ですが、やっぱりヒロインにはヒロインらしい強さが輝いて欲しいものです。
以下、ヒロインぽかった蘭の行動です。



capture-20190619-192322


新一のために、誕生日プレゼントを選んであげるとか。
新一と一緒に映画が見たいとお願いするところとか。
おめかしコーデして、でかけていくところとか。


もう乙女と言わずになんと言いましょう。

めっちゃ、可愛らしい女のコがいます!

まだ初々しさも残っているので可愛らしさも倍増です。
そんな蘭ちゃんに一番心を掴まれたのは、やはりラストでした。



capture-20190619-192730
capture-20190619-192709


作品のクライマックスといえる爆弾処理の場面です。
あらすじでも書いたように、解体していって、最後に「赤と青」の導線が残ってしまいます。
なんとなく前見た時の記憶はあったんですが、どういうことなのかは見返して理解しました(笑)


この2色にそんなに思いが込められているなんて、やっぱり名作を作り出す人たちは細かいところまで作り込みます。
改めて、コナンを見返してよかった!
こういうところに気づけるようになって、大人になったのを実感します。


というのも、作品中、至るところで「赤」がクローズアップされるんですよ。
最後まで見てから考えれば、この結末につなげるための伏線なんですけど、きっちり仕込んであります。


蘭の好きな色も「赤」
蘭と新一のラッキーカラーも「赤」
そのうえ、見に行く映画のタイトルも「赤い糸の伝説」


普通に考えれば、蘭ちゃんは赤を切るんだろうなと思いますよ。
実際、コナンと犯人はそう考えています。


「蘭は赤を選ぶ」


そう考えたからこそ、わざわざ導線の色に赤を使っているわけです。
私もラッキカラーが赤なんて言われてたら、もう運任せにして赤を切る気がします(笑)
でもそう簡単な行動は取らないのがメインヒロインというものです。



capture-20190619-192819


見事に、を切ってくれています!
蘭ちゃんさすが!と見ている我々も思いますし、コナンくんもホッとする場面です。
このファインプレーにより、事件は見事解決し、爆弾の影響で閉じ込められた人たちも無事に開放されます。

あの土壇場で全員の命を背負い込み導線を切る……カッコいいヒロインです。


ここで気になるのは「蘭ちゃんが赤を選ばなかった理由」!
あんなに作中、赤、赤、赤……と印象づけておいて、なぜ最後は青だったのか。
視聴者であるわたしたちは見事に罠にはまっております。
そりゃ、コナンも気になるし、犯人も知りたいところ。


ずばり私達の疑問を聞いてくれるコナンくん
「なんで赤を選ばなかったの?」


capture-20190619-193019

それに対する蘭ちゃんの答えが

「だって、切りたくなかったんだもん。新一と繋がってるかもしれないでしょ?」


これですよ。これ!
これぞヒロインにしか吐けないセリフですよ!


赤を散々、好きな色、ラッキーカラーと言っておきながら、蘭ちゃんは最後の最後には自分の感情(新一との赤い糸を切りたくなかった)だけで青を選択するわけです。
これは、男性キャラクターではできません!


人間最終的には、縁担ぎやらラッキーカラーで選びたくなります。
だって、自分の感情で決めると、責任がのしかかってくるじゃないですか。
責任を逃れるために、運の良さそうな色とか、科学的に考えて~とか言うわけなんですよ。
どんなのでもいいけど、理由付けが欲しいんです。

それをふまえて男性陣(コナンと犯人)は、ラッキカラーである赤を選ぶと思っているわけです。


だけど蘭ちゃんは好き・嫌い、ラッキーとかどうでもいいわけです。

ただ新一との赤い糸を切りたくないからという理由だけで青を選びます。


全員の命を背負っていようと、理論的な裏付けがなかろうとも、蘭ちゃんは赤は選びません。
爆弾処理の最終局面で、この図太さはすごい!
ある意味、コナンも放り投げた選択を蘭はきちっと自分の意志で選んで、当たりを掴み取るんです。

いやー、やっぱりヒロインはこれくらいのギャップが欲しいですね。

自分の責任で選んで、きちんと幸せになる。

これぞメインヒロインの器です!

アクションあり、ラブロマンスあり、ヒロインの見せ場あり。
蘭ちゃんを楽しみたくて見たわたしには満点な映画でした。


まとめ


あっという間の95分でした。

コナンも始まったばかりで、キャラクターも少ないの印象的ですね。
その分、一人ひとりに見せ場がきちんと作られているのも最初の劇場版っぽい!
わたしの感想では蘭ちゃんにスポットライトがあたってますが、推理が連続し、爆弾の処理も含めてアクションもたくさん入ってます。
推理とラブロマンスが一緒に進むボリューム満点な劇場版です。
とりあえず、蘭ちゃんに転がされたい人は見てみてください(笑)




にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 百合へ
にほんブログ村