
みなさん、マンガを読むときって、何で読みますか?
昔ならば、単行本派、雑誌派に分かれたところ……今だったら、もう一つ加えなければなりません。
それは、もちろん、Web派!
マンガを買う必要も、雑誌を買う必要も、だいぶ、少なくなってきました。
手元に置きたいものだけ、保管用として、単行本を買って、楽しむのは電子書籍、なんて人もいるくらいです。
私自身、雑誌を買うのは、だいぶ前に辞めてしまいました。
見たい作品だけ、Webで追いかければいい。
便利な時代ですわー。
活字中毒の私は、マンガ以外に、Webでも小説を追っかけています。
最大手は『小説家になろう』
時点で角川の『カクヨム』
そして、最近、勢いがあるのが『ノベルアップ+(ノベプラ)』です。
↑こんな風に、ツイッターでも精力的に活動しています。のべらちゃんさん🗻10,000作品突破!Web小説サイト・ノベルアップ+@Novel_Up_Plus
お知らせ
2019/12/20 17:24:38
少し告知していた新しいチャレンジ
「ノベルアップ+公式コンテンツ」ですが、
いよいよ来週、公開開始予定です!!
第1弾はHJ文庫さん!
来週末発売となる新シリーズの先読み連載に加え、
大人気異世界転生ファンタジー・精… https://t.co/YgIQForfvW
作品数自体は、まだ他のサイトに追いつけていませんが、読むことや評価の点では、ノベプラが一番磨かれている気がします。
そんなこんなで、好きな小説を見つけては、レビューを書きまくりました。
まだまだ、知られていない作品も多いのが悔しいところ!
もし、面白い小説を探している人がいたら、参考してくれれば、幸いです。
……とうぜん、ほぼ、百合小説ですよ。
それか、出てくる女の子が好みの小説ばかりです。
その点だけご注意を!
*ノベプラで、投稿したレビューを元に紹介しています。
2.追放悪役令嬢の旦那様
3.私はあくまで女騎士なので、お父様とは呼ばないでほしい
4.JKだけど、前世は異世界の大魔導師(♂)だったらしい
5.悪役令嬢(ところてん式)
6.勇者パーティーを引退して 田舎で米と魔王の娘を育てます ~たくさん働いたので 賢者はのんびり暮らしたい~
7.女剣士・柳瀬斬切の異世界浪漫譚 ~私と姫と姫と姫~
◯まとめ
2020年1月までにノべプラでレビューをした作品一覧
1.暗殺少女は魔力人形の夢を見るか
鰯づくしさんの【暗殺少女は魔力人形の夢を見るか】
タイトル通り、暗殺者として生きてきた少女と、彼女が出会った魔力人形のお話。
・百合
・最強もの
・旅
に惹かれて、読み始めました。
『ノベルアップ+』で「暗殺少女は魔力人形の夢を見るか」を応援中!
— 鼎立 哲子@人類総百合化計画 (@rmbcp) December 15, 2019
応援レビュー「暗殺者と人形、ふたりの少女の夢を叶える旅」を書いてみました。 https://t.co/aA2yISdZ3D #ノベルアッププラス #ノベプラ応援レビュー
このごろの投稿サイトはレビューする側にも優しい。#百合小説
どうしてか、人間は女の子が最強だったり、暗殺者だったりする物語に惹かれてしまう気がする。
それは女の子が可憐だったり、弱い存在を表しているからなのだろうか。
かくいう、私もそういう話が大好きだ。
「百合好きなら、間違いなく好きなパターンだよね?」と、誰かれ構わず進めたくなるが、ぐっと我慢して、レビューにしている。
ゴーストと呼ばれた暗殺者の少女と、喜怒哀楽がはっきりしながら人ではない人形。
対称的なふたりの旅を楽しめる。それどころか、ふたりが出会うまでのおはなしさえ、十分なストーリー性に富んでいる。
やっぱり、出会いは大切だ。
それも、すっぱりと解決してみせて(かなり強引だが)ゴーストと呼ばれた少女は、人形と旅に出る。
暖かい部屋で、温かい飲み物を飲みながら、ニヤニヤとふたりのこれからを、見守らずにはいられない。続きが楽しみだ。
2.追放悪役令嬢の旦那様
書籍化もされている【追放悪役令嬢の旦那様】
・悪役令嬢
・イチャイチャ
・最強
に惹かれて、読み始めました。
悪役令嬢ものの、ひとつの完成形。
— 鼎立 哲子@人類総百合化計画 (@rmbcp) December 18, 2019
最初から最後まで、幸せな気分で読めるのも嬉しい。
『ノベルアップ+』で公開中「追放悪役令嬢の旦那様」を応援!
レビュー「悪役令嬢の旦那さまは、しあわせもの」 https://t.co/rBBC4roe0m #ノベルアッププラス #ノベプラ応援レビュー
以下、レビューより。
人によって、悪役令嬢ものが好きな理由は、色々あると思う。
婚約破棄を回避するために、頑張るのが好きという人もいれば、婚約破棄後の大変だけど、自由な人生が好きという人もいる。
この幅の広さが悪役令嬢ものの良さの一つだと、私は確信している。
そんな中で【追放悪役令嬢の旦那様】は異色の作品だ。
悪役令嬢ものは数あれど、悪役令嬢の旦那の視点で話が進むのは珍しい。
というか、追放された令嬢と結婚することになるキャラクターが、悪役令嬢に良い印象を抱いているワケがない。
しかし、この作品は、違う。
それでも。それでも、やはり好きな人と一緒にいられる幸せは、代えがたいものなのだ。
最初こそ、ぎこちなさがあった二人だが、庶民としての生活が始まれば、あっという間に打ち解け始める。
婚約破棄なんてあったっけ?という具合の、イチャイチャぶりに、頬が緩まないわけがない。
悪役令嬢もので、悪役令嬢が幸せになる道は多々あれど、こんなに序盤から幸せな気分になれる作品はない。
最初から、最後まで、ニヤニヤしながら読める。
悪役令嬢ものに必須といえる、ザマァも入っている。
……読まない手はない。
書籍化までされて、コミカライズもされるようなので、今からさらに発展が楽しみだ。
3.私はあくまで女騎士なので、お父様とは呼ばないでほしい
・百合
・勘違いもの
・騎士団
に惹かれて、読み始めました。
百合作品をザクザク発掘することが、私の生きがいです。#百合#百合小説
— 鼎立 哲子@人類総百合化計画 (@rmbcp) December 20, 2019
『ノベルアップ+』の「私はあくまで女騎士なので、お父様とは呼ばないでほしい」を応援中!
応援レビュー「すれ違いと、勘違いと、恋心」 https://t.co/zIVntpsMri #ノベルアッププラス #ノベプラ応援レビュー
以下、レビューより。
いや、びっくりした。
主人公であるユーフィリアは、女騎士でありながら、ずっと兜をかぶって活動しているため、男に勘違いされている。
そんな勘違いをさらに発展させているのが、部下であるミスティだ。
慕ってくること自体は嬉しく思えても「お父様」扱いは頂けない。
そう思いながらも、中々修正することができない。
……こんな奇想天外な話があるだろうか。
ユーフィリアは、慕ってくるミスティを可愛がっている。
ミスティは能力としても優秀だし、容姿も可愛らしい女騎士。
そんな彼女が「お父様」と慕ってくるのだ、無碍にできない気持ちはわかる。
ここに百合を感じないことに、百合好きは始まらないと思う。
この話を何より尊いものにしてくれるのは、ヒロインであるミスティの存在だ。
ユーフィリアのことを「お父様」と慕う彼女。
彼女がユーフィリアを「お父様」と呼ぶ理由。
大丈夫。面白いから、サクッと一気に読める。
そこは保証するので安心して欲しい。
注意点としては、面白くて、笑ったり、ニヤニヤしたりするので、夜こっそり一人のときに読むことをオススメする。
思いっきりニヤニヤできる百合小説に癒やされる時間を約束する。
4.JKだけど、前世は異世界の大魔導師(♂)だったらしい
・百合
・ハーレム
・女子高生
に惹かれて、読み始めました。
以下、レビューより。
TSものを百合に含めるか、どうか。
これは多くの百合好きの頭を悩ませる問題である。
TSだろうとなんだろうと、今現在女の子なら、それでいいじゃないか。
そういう人もいる。
百合は、女の子同士がウリなんだから、純粋な女の子でなければダメ。
そういう人もいる。
TSタグがついただけで、百合じゃないとして、読まない人もいる。
【JKだけど、前世は異世界の大魔導師(♂)だったらしい】は、タイトルの通り、今は女子高生だけど、前世は男の大魔導師だった女の子が主人公だ。
このタイトルの時点で、読まないという人もいるかもしれない。
物語は、前世なんて何も知らない主人公:美也子のもとに獣人であるエイミが現れるところから始まる。
最初から「ご主人さま」だ。百合として飛ばしてきている。
百合において、主従関係というのは美味しい。二人にしか作れない絆ができやすいからだ。
それでも、彼女はエイミを受け入れる。
なぜか?――彼女を見た瞬間に胸から、“いとおしい”感情があふれでたのだ。
初めは前世の存在を目当てに来た人間でさえ、美也子にどんどん惹かれていく。
TSで問題になるのは、前世の記憶があるかないかだろう。
男としての自我がある状態で、身体だけ女になっても、それは百合とは言い難い。
この作品では、前世の大魔導師と美也子は完全に別人格になっている。
TSに苦手イメージがある人にも、ぜひ読んでもらいたい百合作品だ。
5.悪役令嬢(ところてん式)
・悪役令嬢
・女主人公
・シナリオに忠実
に惹かれて、読み始めました。
百合小説は少ない?
— 鼎立 哲子@人類総百合化計画 (@rmbcp) December 23, 2019
何を言う。百合タグで満足できないならば、女主人公タグを探せ!#百合#百合小説
『「悪役令嬢(ところてん式)」を応援!
「悪役令嬢ものの原点にして、最新作」を書きました!ttps://novelup.plus/review/967027280/763635867 #ノベルアッププラス #ノベプラ応援レビュー
以下、レビューより。
悪役令嬢とは、乙女ゲームでヒロインに敵対する人間のことだ。
この悪役令嬢にスポットライトを当てたのが、このごろ一世を風靡している『悪役令嬢もの』なわけだ。
だが、私たちは、大切なことを忘れていた。
悪役令嬢ものは、ゲームの世界である。
多くの悪役令嬢もの小説が、転生や転移というシステムをとっている。それはゲームの世界へ入り込み、現実世界のようにその中で生きていくということだ。
そこに縛りはあまり存在しない。
ゲームだからこその強制力が、問題になる物語はある。ゲームだからこそのフラグを守らなければない物語もある。
しかし【悪役令嬢(ところてん式)】のように、実際、ゲームの世界として描かれることはない。
そう、私達は、悪役令嬢ものが、乙女ゲームの世界であるということを、もう一度理解すべきなのだ。
原点回帰ともいえる設定を盛り込んでくれた、この作品は、一周して斬新にさえ見える。
この展開がミソだ。
乙女ゲームの世界を現実世界として楽しむ。それが今までの悪役令嬢ものだ。
だが、ゲームの世界であるならば、ゲームのように展開されるべきなのではないだろうか。
あと一歩というところで、悔しい思いをしたゲーマーは多いと思う。
どうしてもクリアできない部分を、セーブポイントからやり直すのは、苦々しくも良い想い出になるのだ。
主人公は、悪役令嬢のルートに入り、悪役令嬢を助けることができずに、現実世界に舞い戻る。
このときの感情をなんと言って良いのか、私にはわからない。
クライマックスから一気に現実に戻される。その虚しさは個人の感覚としかいえないだろう。
ましてや、乙女ゲームは、愛しいキャラクターの存亡がかけられる。
助けられるならば、助けたいと思うのが、人の性だろう。
逃げずに、ゲームを再ローディングした主人公。
その先にある結末が、どうなったかは、書くまでもないだろう。
苦労してたどり着いたトゥルーエンド。
ゲームをしたことがある人間ならば、間違いなく心に刺さる。
ぜひ、物語の結末を見つけて欲しい。
6.勇者パーティーを引退して 田舎で米と魔王の娘を育てます ~たくさん働いたので 賢者はのんびり暮らしたい~
・スローライフ
・最強賢者
・カワイイ幼女
に惹かれて、読み始めました。
『ノベルアップ+』で公開中「勇者パーティーを引退して 田舎で米と魔王の娘を育てます ~たくさん働いたので 賢者はのんびり暮らしたい~」を応援!
— 鼎立 哲子@人類総百合化計画 (@rmbcp) January 1, 2020
応援レビュー「スローライフに必要なのは、食料とカワイイ子だけ」https://t.co/k0HmNu3UY2 #ノベルアッププラス #ノベプラ応援レビュー
以下、レビューより。
スローライフが見たい。
そんな欲求を抱くことは、毎日社畜のように働く日本人なら誰でもあるだろう。
夢にまで見たスローライフ。
仕事があるわけでもなく、時間に追われるわけでもなく、好きなように過ごして、可愛いものに癒やされる。
……そんな生活を小説でくらい夢見たっていいじゃない?!
まぁ、そんなわけで、私は自分好みのスローライフが描かれている小説を探していた。
主人公はもちろん女性で。できるなら可愛いものに囲まれてる話。
その上、途中で戦闘とか気分じゃないから、戦闘描写は少なめか、サクッと終わるもの。
せっかく手に入れた幸せを踏みにじられるのも、心が痛むので主人公は強めがいいかな。
それが、この『勇者パーティーを引退して 田舎で米と魔王の娘を育てます ~たくさん働いたので 賢者はのんびり暮らしたい~』である。
いや、面白い。
世の中の人が物語に望むものは、やはり似通っているのかも知れない。
彼女が異世界転生をして魔王を倒す話はもう終わっている。
まず、魔王を倒して世界平和を成し遂げた後というのが、さっぱりしていて良い。
やっぱり、すべきことは終えた後の方がゆっくり休める。
魔物はまだいるが、魔王はもういないという塩梅もちょうどよい。
仕事を終えた後、めっちゃ可愛い女の子と一緒にのんびりと生活をできる。
これ以上ないほど幸福な生活だ。
しかも、物語はこれだけに尽きない。
魔王は倒されたが、四帝獣という強い魔物がまだ残っている。彼ら彼女らは、魔王の娘の元に集まってくる。
四帝獣とかいう強そうな名前のわりに、非常に賢くて、そこらの人間よりも優しい。
魔王の娘の成長を見守ってくれるところなんて、胸が熱くなるくらいだ。
対してちょいちょい主人公の幸せな生活を邪魔してくるのが、勇者である。
勇者。人類の希望。でも、主人公にとっては、邪魔ものなのだ。
スローライフにおいて、今まで所属していた場所が邪魔になるのはよくある話だ。
今後、そこも含めて物語がどう進展していくか見守っていきたい。
7.女剣士・柳瀬斬切の異世界浪漫譚 ~私と姫と姫と姫~
百合ハーレムを味わいたいなら、ぜったい、読むべき!
【女剣士・柳瀬斬切の異世界浪漫譚 ~私と姫と姫と姫~】
・百合
・コメディ
・ハーレム
に惹かれて、読み始めました。
ラブコメと百合を、上手く組み合わせてる!
— 鼎立 哲子@人類総百合化計画 (@rmbcp) January 6, 2020
ニヤニヤできる百合は貴重っ。
みんな読んで!#百合小説
「女剣士・柳瀬斬切の異世界浪漫譚 ~私と姫と姫と姫~」を応援したくて書いた!
レビュー「異世界転生とラブコメと百合」https://t.co/qWbc7Dmi4h #ノベルアッププラス #ノベプラ応援レビュー
以下、レビューより。
異世界転生が、ここまで流行った理由はなんだろうか。
違う世界で、今までとまったく違う、生活を味わうことできるからというのも入るだろう。
ラブコメが、昔から不動のジャンルとして、存在する理由はなんだろうか。
では、百合は?
――女の子の強い結びつきを見たいから、だろう。
この作品を、初めて読んだとき、心底驚いた。
異世界転生と百合が、組み合わされたものは、多くある。
ラブコメと百合も、増えてきているジャンルだろう。
しかし、そのすべてを、バランス良く小説にするのは、とても難しい。
私は、ラブコメやハーレムものが好きな方だと思う。
主役が、ヒロインを絶対ひとりに絞らなくてはならない、とは思っていない。
ここまで書けば、なんとなく理解してくれるだろう。
少女たちの強い絆をみたがる百合好きが、満足するハーレムものは、非常に難しいのだ。
その点、【女剣士・柳瀬斬切の異世界浪漫譚 ~私と姫と姫と姫~】は、そのバランス感覚が群を抜いている。
主人公は、婿様召喚という、姫の婿を召喚する儀式で、異世界に召喚されてしまう。
普通、王女の婿を召喚する儀式で、女性が召喚されたら失敗だと思うだろう。
だから、同性でも関係ないと、主人公:斬切は姫様に婿として扱われる。
その姿は、まさしくラブコメの主人公そのものだ。
彼女は、ラブコメ主人公の期待通り、無意識に女の子を落としていく。
徐々に増えるヒロイン候補に、姫様がオカンムリになる姿は、百合好きが求めていたものを提供してくれる。
百合とラブコメが組み合わさると、これほどニヤニヤできる作品が生まれるのかと、愕然とした。
嬉しいことに、物語はまだまだ続くようだ。
この物語が、どう展開していくか、ニヤニヤしながら見守りたい。
そして、この物語を生み出してくれた作者様に、感謝を捧げたい。
まとめ
2020/01/08まで読んだ、ノベプラでのオススメ小説でした!Web小説は、すごい勢いで、進化してる。
そう思えるほど、ここ数年の、出版業界の力の入れようはスゴイです。
角川書店が『カクヨム』を始めたり、ホビージャパンが『ノベプラ』を始めたり。
紙の本が売れなくなって、絶対売れる作品を出版したいというのが、よくわかります。
Web小説は、Webで無料で見れるもの。
多くの人に人気がある作品なら、リスクが少なく済みます。
読者としても、Webが本になるのは嬉しいものです。
やっぱり、文庫やハードカバーとして、手元に届くと、全然感触が違います。
それに、プロの編集の力って、侮れない。
良さなんて、分からなくなってきますって。
そこに必要なのはマンパワー。
そう考えると、この人手不足に、出版業界が小さくなるのも仕方ない気がします。
良いモノを出せない業界は、徐々に小さくなるしかない。
我々、活字中毒者にできることは、好きなWeb小説は、きっちり応援して、出版が決まったら、手に入れること。
これが、一番、自分の好きな作品を世に増やす方法かもしれません。
これからも、好きな作品を発掘して、レビューを書いていきたいと思います!