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みなさん、マンガを読むときって、何で読みますか?
昔ならば、単行本派、雑誌派に分かれたところ……今だったら、もう一つ加えなければなりません。
それは、もちろん、Web派!

マンガを買う必要も、雑誌を買う必要も、だいぶ、少なくなってきました。
手元に置きたいものだけ、保管用として、単行本を買って、楽しむのは電子書籍、なんて人もいるくらいです。
私自身、雑誌を買うのは、だいぶ前に辞めてしまいました。
見たい作品だけ、Webで追いかければいい。
便利な時代ですわー。

活字中毒の私は、マンガ以外に、Webでも小説を追っかけています。
最大手は『小説家になろう』
時点で角川の『カクヨム』
そして、最近、勢いがあるのが『ノベルアップ+(ノベプラ)』です。

↑こんな風に、ツイッターでも精力的に活動しています。

全部、登録して使っている私が言うのも、なんですが、ノベプラのレビュー機能が、まじで楽しい!
作品数自体は、まだ他のサイトに追いつけていませんが、読むことや評価の点では、ノベプラが一番磨かれている気がします。
そんなこんなで、好きな小説を見つけては、レビューを書きまくりました。

まだまだ、知られていない作品も多いのが悔しいところ!
もし、面白い小説を探している人がいたら、参考してくれれば、幸いです。

……とうぜん、ほぼ、百合小説ですよ。
それか、出てくる女の子が好みの小説ばかりです。
その点だけご注意を!

*ノベプラで、投稿したレビューを元に紹介しています。

目次
◯2020年1月までに述べプラでレビューをした作品一覧
1.暗殺少女は魔力人形の夢を見るか
2.追放悪役令嬢の旦那様
3.私はあくまで女騎士なので、お父様とは呼ばないでほしい
4.JKだけど、前世は異世界の大魔導師(♂)だったらしい
5.悪役令嬢(ところてん式)
6.勇者パーティーを引退して 田舎で米と魔王の娘を育てます ~たくさん働いたので 賢者はのんびり暮らしたい~
7.女剣士・柳瀬斬切の異世界浪漫譚 ~私と姫と姫と姫~
◯まとめ

2020年1月までにノべプラでレビューをした作品一覧


1.暗殺少女は魔力人形の夢を見るか

鰯づくしさんの【暗殺少女は魔力人形の夢を見るか】
タイトル通り、暗殺者として生きてきた少女と、彼女が出会った魔力人形のお話。

・百合
・最強もの
・旅
に惹かれて、読み始めました。

以下、レビューより。

どうしてか、人間は女の子が最強だったり、暗殺者だったりする物語に惹かれてしまう気がする。
それは女の子が可憐だったり、弱い存在を表しているからなのだろうか。
かくいう、私もそういう話が大好きだ。

可愛らしいのに、最強の暗殺者というギャップから始まり、感情を見せないように感じさせながら、しっかりと少女として動いている感情がある。そのうえ、なりゆきとはいえ魔力人形のマスターになってからは、どんどん人間らしさを取り戻していく。
人形のような、ひとりの少女を変化させたのは、天真爛漫な人形の少女。この対比がたまらない。

「百合好きなら、間違いなく好きなパターンだよね?」と、誰かれ構わず進めたくなるが、ぐっと我慢して、レビューにしている。
ゴーストと呼ばれた暗殺者の少女と、喜怒哀楽がはっきりしながら人ではない人形。
対称的なふたりの旅を楽しめる。それどころか、ふたりが出会うまでのおはなしさえ、十分なストーリー性に富んでいる。

やっぱり、出会いは大切だ。

暗殺者に転がりこむ仕事なんて、危険ばかりだ。今回、請け負ったのも、かなり危険の高い仕事。
それで人生がまるきりかわる出会いをするのだから、何がおこるかわからない。
こういった話で、暗殺者をやめるのはなかなか難しい。抜けるために色々とあるのが定説だろう。
それも、すっぱりと解決してみせて(かなり強引だが)ゴーストと呼ばれた少女は、人形と旅に出る。

暖かい部屋で、温かい飲み物を飲みながら、ニヤニヤとふたりのこれからを、見守らずにはいられない。続きが楽しみだ。


2.追放悪役令嬢の旦那様

書籍化もされている【追放悪役令嬢の旦那様】

・悪役令嬢
・イチャイチャ
・最強
に惹かれて、読み始めました。



以下、レビューより。

人によって、悪役令嬢ものが好きな理由は、色々あると思う。
婚約破棄を回避するために、頑張るのが好きという人もいれば、婚約破棄後の大変だけど、自由な人生が好きという人もいる。
この幅の広さが悪役令嬢ものの良さの一つだと、私は確信している。
そんな中で【追放悪役令嬢の旦那様】は異色の作品だ。

悪役令嬢ものは数あれど、悪役令嬢の旦那の視点で話が進むのは珍しい。
というか、追放された令嬢と結婚することになるキャラクターが、悪役令嬢に良い印象を抱いているワケがない。

基本的に、悪役令嬢の評価は最低の状態から始まる。
それが徐々に生活を通して、評価が良くなっていく。そのじわじわ感が好きだ。
やっぱり、地味に良いことをしている人は報われて欲しい。
話は少しそれたが、それが悪役令嬢ものでの、周囲の普通の反応と言えるのではないだろうか。

しかし、この作品は、違う。
最初から高感度MAXだ。悪いわけでも、普通わけでもない。
振り切って、MAX。
もうベタぼれに近いのではないだろうか。

もともと悪役令嬢に惚れていた主人公は、友人である王子様が捨てた悪役令嬢を嬉々として貰い受ける。
不幸の色なんて欠片も見えない。そりゃ、生活はガラリと変わるし、国さえ捨てなければならない。
それでも。それでも、やはり好きな人と一緒にいられる幸せは、代えがたいものなのだ。
最初こそ、ぎこちなさがあった二人だが、庶民としての生活が始まれば、あっという間に打ち解け始める。

婚約破棄なんてあったっけ?という具合の、イチャイチャぶりに、頬が緩まないわけがない。
悪役令嬢もので、悪役令嬢が幸せになる道は多々あれど、こんなに序盤から幸せな気分になれる作品はない。
最初から、最後まで、ニヤニヤしながら読める。
悪役令嬢ものに必須といえる、ザマァも入っている。
……読まない手はない。
書籍化までされて、コミカライズもされるようなので、今からさらに発展が楽しみだ。


3.私はあくまで女騎士なので、お父様とは呼ばないでほしい

中々、ないストーリー展開になっている。
ある意味、王道かもしれませんが……。

・百合
・勘違いもの
・騎士団
に惹かれて、読み始めました。



以下、レビューより。

いや、びっくりした。
びっくりした、びっくりした。

百合には相性が良いジャンルがある。
学園だとか、アイドルだとか、悪役令嬢だとか。百合作品が探せば、ゴロゴロしているジャンルは、確かに存在している。
そんな中で、純粋な騎士団や騎士活動のみを描いた活動で、ここまで百合を物語として完成させた作品を初めて見た。

主人公であるユーフィリアは、女騎士でありながら、ずっと兜をかぶって活動しているため、男に勘違いされている。
そんな勘違いをさらに発展させているのが、部下であるミスティだ。
彼女は主人公のことを男扱いどころか「お父様」と呼んで慕っている。

慕ってくること自体は嬉しく思えても「お父様」扱いは頂けない。
そう思いながらも、中々修正することができない。
……こんな奇想天外な話があるだろうか。

あったのだ。そして、面白い。
「どこが面白いって、そりゃ、百合だよ、百合!」と鼻息荒く、一言で済ませたい気もするのだが、応援レビューなので、もう少しだけ詳しく説明させたもらいたい。

ユーフィリアは、慕ってくるミスティを可愛がっている。
ミスティは能力としても優秀だし、容姿も可愛らしい女騎士。
そんな彼女が「お父様」と慕ってくるのだ、無碍にできない気持ちはわかる。

その反面、ユーフィリアは、ミスティが自分を慕ってくれるのは、父親のように信頼できる存在だからなのではないかと不安にも思っているのだ。そして、女だとバレることを恐れてもいる。
こんな美味しい話がありますか?!
ここに百合を感じないことに、百合好きは始まらないと思う。

この話を何より尊いものにしてくれるのは、ヒロインであるミスティの存在だ。
ユーフィリアのことを「お父様」と慕う彼女。
彼女がユーフィリアを「お父様」と呼ぶ理由。

ユーフィリアが女だと、ふとしたことで、さらされたとき、百合の尊さが爆発すると言っておきたい。
ちなみに、もちろん、最後らへんなので、一気に読むことを推奨している。

大丈夫。面白いから、サクッと一気に読める。
そこは保証するので安心して欲しい。
注意点としては、面白くて、笑ったり、ニヤニヤしたりするので、夜こっそり一人のときに読むことをオススメする。
思いっきりニヤニヤできる百合小説に癒やされる時間を約束する。


4.JKだけど、前世は異世界の大魔導師(♂)だったらしい

ほぼTS要素はない……というか、そこを含めて美味しい百合になっている。

・百合
・ハーレム
・女子高生
に惹かれて、読み始めました。

以下、レビューより。

TSものを百合に含めるか、どうか。
これは多くの百合好きの頭を悩ませる問題である。

TSだろうとなんだろうと、今現在女の子なら、それでいいじゃないか。
そういう人もいる。
百合は、女の子同士がウリなんだから、純粋な女の子でなければダメ。
そういう人もいる。
TSタグがついただけで、百合じゃないとして、読まない人もいる。

【JKだけど、前世は異世界の大魔導師(♂)だったらしい】は、タイトルの通り、今は女子高生だけど、前世は男の大魔導師だった女の子が主人公だ。
このタイトルの時点で、読まないという人もいるかもしれない。
しかし、この作品は普通のTSものとは一味違う。
ぜひ、タイトルだけでなく、中身を確かめてから、読む読まないを決めて欲しいと思っている。

物語は、前世なんて何も知らない主人公:美也子のもとに獣人であるエイミが現れるところから始まる。
最初から「ご主人さま」だ。百合として飛ばしてきている。
百合において、主従関係というのは美味しい。二人にしか作れない絆ができやすいからだ。
美也子は前世の記憶をまったく持っていない。エイミの言っていることが、本当なのか確かめる術もない。

それでも、彼女はエイミを受け入れる。
なぜか?――彼女を見た瞬間に胸から、“いとおしい”感情があふれでたのだ。

もう、この展開だけで、百合認定したいくらいだ。前世の記憶がない状態で、獣人の少女を愛おしく思えるんだから、もう特別な何かがあるに違いないのだ。

え、早いって?

この後に続くのは、ひたすらモテまくる美也子だ。
前世の大魔導師の影響で、美也子は高い魔力を誇っている。その上、今生での育ちが良いため、とても真っすぐで愛される性格だ。
初めは前世の存在を目当てに来た人間でさえ、美也子にどんどん惹かれていく。
気づけば、エイミ以外にも、魔精やら、魔女やら、悪魔やら、どんどん複雑なハーレムが形成されるのだ。
ちなみに、私の一番のお気に入りは、最近ハーレム入りをした悪魔である。

TSで問題になるのは、前世の記憶があるかないかだろう。
男としての自我がある状態で、身体だけ女になっても、それは百合とは言い難い。
この作品では、前世の大魔導師と美也子は完全に別人格になっている。

そのうえで、美也子は女の子にモテているのだ。
どうだろう。百合好きならば、かなり気になってきたのではないだろうか。
TSに苦手イメージがある人にも、ぜひ読んでもらいたい百合作品だ。


5.悪役令嬢(ところてん式)

乙女ゲームの世界を忠実に守りながら、百合ストーリーになるという【悪役令嬢(ところてん式)】
百合タグはついてないけれど、見逃すのはもったいない!

・悪役令嬢
・女主人公
・シナリオに忠実
に惹かれて、読み始めました。



以下、レビューより。


悪役令嬢とは、乙女ゲームでヒロインに敵対する人間のことだ。
この悪役令嬢にスポットライトを当てたのが、このごろ一世を風靡している『悪役令嬢もの』なわけだ。

だが、私たちは、大切なことを忘れていた。
悪役令嬢ものは、ゲームの世界である。
多くの悪役令嬢もの小説が、転生や転移というシステムをとっている。それはゲームの世界へ入り込み、現実世界のようにその中で生きていくということだ。
そこに縛りはあまり存在しない。
ゲームだからこその強制力が、問題になる物語はある。ゲームだからこそのフラグを守らなければない物語もある。
しかし【悪役令嬢(ところてん式)】のように、実際、ゲームの世界として描かれることはない。

そう、私達は、悪役令嬢ものが、乙女ゲームの世界であるということを、もう一度理解すべきなのだ。
原点回帰ともいえる設定を盛り込んでくれた、この作品は、一周して斬新にさえ見える。

後輩から乙女ゲームを借りたゲーマー女子大生が、間違ってゲームの中に入る。
バグったせいか、なぜか主人公は悪役令嬢になり、悪役令嬢はヒロインになってしまう。
そんな状態のまま、物語は進んでいく。

そして、一番重要な最終場面で、主人公は再び現実世界に舞い戻る。
戻ってしまうのだ。ゲームオーバーしたら、終わるのがゲームである。
そこにプレイヤーの意思は存在しない。

この展開がミソだ。
乙女ゲームの世界を現実世界として楽しむ。それが今までの悪役令嬢ものだ。
だが、ゲームの世界であるならば、ゲームのように展開されるべきなのではないだろうか。
あと一歩というところで、悔しい思いをしたゲーマーは多いと思う。
どうしてもクリアできない部分を、セーブポイントからやり直すのは、苦々しくも良い想い出になるのだ。

主人公は、悪役令嬢のルートに入り、悪役令嬢を助けることができずに、現実世界に舞い戻る。
このときの感情をなんと言って良いのか、私にはわからない。
クライマックスから一気に現実に戻される。その虚しさは個人の感覚としかいえないだろう。

それでも、主人公が諦めきれずに、もう一度ゲームを始める部分に共感せずにはいられない。
ゲームとはそういうものだ。クリアできなくても諦められない。
ましてや、乙女ゲームは、愛しいキャラクターの存亡がかけられる。
助けられるならば、助けたいと思うのが、人の性だろう。

逃げずに、ゲームを再ローディングした主人公。
その先にある結末が、どうなったかは、書くまでもないだろう。
苦労してたどり着いたトゥルーエンド。
ゲームをしたことがある人間ならば、間違いなく心に刺さる。
ぜひ、物語の結末を見つけて欲しい。


6.勇者パーティーを引退して 田舎で米と魔王の娘を育てます ~たくさん働いたので 賢者はのんびり暮らしたい~

カワイイ幼女を育てるのに憧れがあります。
【勇者パーティーを引退して 田舎で米と魔王の娘を育てます ~たくさん働いたので 賢者はのんびり暮らしたい~】

・スローライフ
・最強賢者
・カワイイ幼女
に惹かれて、読み始めました。



以下、レビューより。


スローライフが見たい。

そんな欲求を抱くことは、毎日社畜のように働く日本人なら誰でもあるだろう。
夢にまで見たスローライフ。
仕事があるわけでもなく、時間に追われるわけでもなく、好きなように過ごして、可愛いものに癒やされる。
……そんな生活を小説でくらい夢見たっていいじゃない?!

まぁ、そんなわけで、私は自分好みのスローライフが描かれている小説を探していた。
主人公はもちろん女性で。できるなら可愛いものに囲まれてる話。
その上、途中で戦闘とか気分じゃないから、戦闘描写は少なめか、サクッと終わるもの。
せっかく手に入れた幸せを踏みにじられるのも、心が痛むので主人公は強めがいいかな。

そんな私の欲望を詰めに詰め込んだ話が、果たしてこの世に存在しているのだろうか。
探しながら自問していた。だが、私はついに見つけることができた。
それが、この『勇者パーティーを引退して 田舎で米と魔王の娘を育てます ~たくさん働いたので 賢者はのんびり暮らしたい~』である。

いや、面白い。
世の中の人が物語に望むものは、やはり似通っているのかも知れない。

主人公は魔王を倒し終えた後の賢者。元は日本のJAで働いていたOLである。
今作で描かれるのは魔王を倒したあと。魔王に娘を頼まれた賢者と、魔王の娘のお話だ。
彼女が異世界転生をして魔王を倒す話はもう終わっている。

まず、魔王を倒して世界平和を成し遂げた後というのが、さっぱりしていて良い。
やっぱり、すべきことは終えた後の方がゆっくり休める。
魔物はまだいるが、魔王はもういないという塩梅もちょうどよい。

物語のヒロインとも言える魔王の娘。この娘がめっちゃ可愛い。
主人公も、魔王の娘じゃなくて天使なんじゃないのかと思うほどの可愛さである。
仕事を終えた後、めっちゃ可愛い女の子と一緒にのんびりと生活をできる。
これ以上ないほど幸福な生活だ。

しかも、物語はこれだけに尽きない。
魔王は倒されたが、四帝獣という強い魔物がまだ残っている。彼ら彼女らは、魔王の娘の元に集まってくる。
四帝獣とかいう強そうな名前のわりに、非常に賢くて、そこらの人間よりも優しい。
魔王の娘の成長を見守ってくれるところなんて、胸が熱くなるくらいだ。
対してちょいちょい主人公の幸せな生活を邪魔してくるのが、勇者である。
勇者。人類の希望。でも、主人公にとっては、邪魔ものなのだ。

スローライフにおいて、今まで所属していた場所が邪魔になるのはよくある話だ。
今後、そこも含めて物語がどう進展していくか見守っていきたい。


7.女剣士・柳瀬斬切の異世界浪漫譚 ~私と姫と姫と姫~

百合ハーレムを味わいたいなら、ぜったい、読むべき!
【女剣士・柳瀬斬切の異世界浪漫譚 ~私と姫と姫と姫~】

・百合
・コメディ
・ハーレム
に惹かれて、読み始めました。



以下、レビューより。


異世界転生が、ここまで流行った理由はなんだろうか。
違う世界で、今までとまったく違う、生活を味わうことできるからというのも入るだろう。
ラブコメが、昔から不動のジャンルとして、存在する理由はなんだろうか。
メインヒロインはもちろん、いろいろな人に、好意を持ってもらえるからだろう。

では、百合は?
――女の子の強い結びつきを見たいから、だろう。

この作品を、初めて読んだとき、心底驚いた。
異世界転生と百合が、組み合わされたものは、多くある。
ラブコメと百合も、増えてきているジャンルだろう。
しかし、そのすべてを、バランス良く小説にするのは、とても難しい。

私は、ラブコメやハーレムものが好きな方だと思う。
主役が、ヒロインを絶対ひとりに絞らなくてはならない、とは思っていない。

結ばれた絆が多ければ、ヒロインは増える。そのヒロインたちが、強く拒絶しない限りは、ハーレムはハーレムで良いと思うのだ。
まぁ、全員、幸せという難しい前提条件がつくのだが。
ここまで書けば、なんとなく理解してくれるだろう。
少女たちの強い絆をみたがる百合好きが、満足するハーレムものは、非常に難しいのだ。

その点、【女剣士・柳瀬斬切の異世界浪漫譚 ~私と姫と姫と姫~】は、そのバランス感覚が群を抜いている。
主人公は、婿様召喚という、姫の婿を召喚する儀式で、異世界に召喚されてしまう。
普通、王女の婿を召喚する儀式で、女性が召喚されたら失敗だと思うだろう。

この物語の姫様は、そんなことはしない。
曰く、婿様召喚の儀式で召喚された人物は、姫様にもっとも相応しい人物だという。
だから、同性でも関係ないと、主人公:斬切は姫様に婿として扱われる。

――こんな眼福な百合が、あるだろうか。

斬切は、れっきとした女性である。最初は、姫様からのアタックにタジタジになる。
タジタジにはなるが、拒否はしない。
その姿は、まさしくラブコメの主人公そのものだ。

彼女は、ラブコメ主人公の期待通り、無意識に女の子を落としていく。
徐々に増えるヒロイン候補に、姫様がオカンムリになる姿は、百合好きが求めていたものを提供してくれる。
百合とラブコメが組み合わさると、これほどニヤニヤできる作品が生まれるのかと、愕然とした。

嬉しいことに、物語はまだまだ続くようだ。
この物語が、どう展開していくか、ニヤニヤしながら見守りたい。
そして、この物語を生み出してくれた作者様に、感謝を捧げたい。


まとめ

2020/01/08まで読んだ、ノベプラでのオススメ小説でした!
文字数が大変なことになったので、次回から、もう少し少なめで、更新したいと思います……

Web小説は、すごい勢いで、進化してる。
そう思えるほど、ここ数年の、出版業界の力の入れようはスゴイです。

角川書店が『カクヨム』を始めたり、ホビージャパンが『ノベプラ』を始めたり。
紙の本が売れなくなって、絶対売れる作品を出版したいというのが、よくわかります。
Web小説は、Webで無料で見れるもの。
多くの人に人気がある作品なら、リスクが少なく済みます。

読者としても、Webが本になるのは嬉しいものです。
やっぱり、文庫やハードカバーとして、手元に届くと、全然感触が違います。
それに、プロの編集の力って、侮れない。

とくに文章においては、誤字脱字とか構成とか、莫大な労力がかかるわけですよ。
10万字くらいある文章を、毎回読み返すんですよ?
良さなんて、分からなくなってきますって。
そこに必要なのはマンパワー。
そう考えると、この人手不足に、出版業界が小さくなるのも仕方ない気がします。

良いモノを出せない業界は、徐々に小さくなるしかない。
我々、活字中毒者にできることは、好きなWeb小説は、きっちり応援して、出版が決まったら、手に入れること。
これが、一番、自分の好きな作品を世に増やす方法かもしれません。

これからも、好きな作品を発掘して、レビューを書いていきたいと思います!
ここまでお読みいただき、ありがとうございした。


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