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「高嶺の花はウソツキです」は、ここ最近で読んだ中で最高の社会人×女子高生の百合本！
一冊で完結してくれているので、これだけでサクッと百合分補給ができますよ。
付き合った後の描き下ろしまで付いてくる幸せ仕様。
著者は飴野さん。
アンソロでめっちゃ好みの話を書いてくれたから単行本にも期待しないわけがない！
そのアンソロはこっちに紹介記事があります
そして、期待にしっかり答えてくれましたっ。
嘘つきな綺麗めお姉さんとひたすら真っ直ぐなギャルが眩しくて仕方ない！
定期的に読み返すくらい好きです。
ぜひ、年の差が好きな百合好きには読んで欲しい！
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【目次】
〇内容
〇感想
・雪穂は女子社会をよく表す存在
・巡の真っ直ぐさが眩しい
・描き下ろしの付き合ってからがヤバイ
〇まとめ：嘘つきで美人な女性が、真っ直ぐで運命を信じるギャルに絆されるのが尊い！
内容
「高嶺の花はウソツキです。」は、めっちゃオススメの社会人×女子高生の百合本です！
しかも一冊で完結しているので、サクッとキレイなお姉さんとギャルの百合を補給するの最適。
疲れ切った日々の癒しとして、いつもお世話になってます。
しかも、完結後の描き下ろしまであるという……いたれりつくせりとはこのことか。
では、気になる内容を見ていきましょ。
まずは美麗な表紙から。 ドーン！
もうね……この画像だけで、癒される。
あらすじはこんな感じ↓
恋に恋する女子高生：巡(めぐる)は、モテる女子を演じつつ振られてばかり。
－－どうしたら運命の恋に巡り会えるのか。
悩んでいた巡は電車で痴漢されているキレイなお姉さん：雪穂(ゆきほ)に出会う。
お礼にと連れて行ってもらったカフェで、雪穂の完璧さを実感する巡。
モテる女子について教えて貰うため、巡は雪穂とデート？を重ねていくのだがーー。
感想
一言でいうとこれ！
嘘つきで美人な女性が、真っ直ぐで運命を信じるギャルに絆されるのが尊い！
雪穂は女子社会をよく表す存在です。
女子であれば、トイレで自分の陰口を聞く経験は多かれ少なかれあるはず……。
それをどう跳ね返すかで性格がでることろ。
雪穂さんはどうなんでしょう。 こんな感じです↓
良い感じの拗れ具合。
大分、黒い顔で冷たい目をしています。
これでも美人は美人なのだから得！
やっぱり、綺麗な花には棘がないとね。このトゲトゲが社会人ですよ。
問題はこの棘が自分ではどうしようもできないものということです。
雪穂さんは、大人らしく、きちんと自分自身を自覚しています。
いつだって嘘つきで、本当の自分を見せると離れていかれた。
↓
求められる自分を作るままでいたら、本当の自分を出せなくなった。
↓
それが大人。
こうやって拗れた雪穂さんはできあがったわけです。
多かれ少なかれ、誰でも表面をつくるものです。
雪穂はそれが上手で、さらに壊すことが自覚しているのか、無自覚なのか怖い。
そして、その上で築かれた関係――表面しか見ない恋人やら、一晩だけの相手やらは、結局表面だけの関係です。
そして、表面だけの付き合いだから、くっつこうが離れようが、さらにどうでも良くなってます。
うーん、見事な悪循環。
でも、壊してくれる人待っている部分もあるわけです。
ここで登場するのが巡ですよ！
感情のまま動ける、きらきらした真っ直ぐなギャル。
彼女なら――という思いが少しずつ芽生えていきます。
表面だけでなく、中身を認めてくれそうな巡に惹かれるわけですね。
これが証拠です
その期待に答える巡はヒーロー資質です。
どうしようもない、外側を突き破って中身に近づいてくれるのが、巡なわけですよ！
ということで、次に言いたいことはこれ↓
〇巡の真っ直ぐさ
私が弱いタイプのギャルなんですよ！
好きなことをしたい！好きなものを否定しない！
そして、ひたすら感情のまま突っ走れる！
大人になってから学生をみると眩しくなります。その塊が、ギャル。
それが出ていたのが、雪穂に裏切られてからのシーンです。
ぐんぐん惹かれていた雪穂の裏の顔を知ってしまいます。
裏切られたけれど、キライになれない……！
(裏切られても好きっていうポイントが高い。あばたもえくぼ。好きなら何でも輝いて見えるって人生の真理だよね！)
ここで巡は悟ります。
これが好きってことか。
性別をあっさりと乗り越え、自分の好きを自覚しちゃうんです。
運命の恋なら、性別を気にしない――これぞ、今の百合って感じですよね！
性別で葛藤する百合も好きだけど、やっぱ好きってキラキラした感情のまま走れるのは素敵！
多様性万歳です。
巡は格好こそギャルだけれど、中身は雪穂も笑っちゃうほど純真な女の子です。
ウソツキなお姉さんである雪穂からでさえ、「悪い男に騙されそう」と心配される始末。
そう思いながら、絶賛騙している最中の雪穂さんは流石としか言えないですが。
↓
巡に弱いのは、ある程度大人になった人間なら誰でもある部分だと思います。
それか、真っ直ぐすぎて嫌いか。
そういう意味では好き嫌いが別れるかもしれません。
けれど、これはウソツキなお姉さん×真っ直ぐな女子高生の百合漫画！
間違いなく、正反対の二人の尊さに心打たれることでしょう。
あと、巡と柚子は似ているので、この話が気になる人はシトラスも好きだと思います。（⇒純真ギャル×クールな生徒会長の百合「Citrus」）
〇描き下ろしの付き合ってからがヤバイ
言いたいことはたくさんある。
たくさんあるんですが、とりあえず、この画像をどうぞ
↓
左側が非常に気になると思いますが、それは本誌で確認してください。
伝わりましたよね？
これが、あの冷たい顔をしていた雪穂さんですよ。
書下ろしは、この後の光景ですよ。
やばいですよ。
何回でも言います。
やばいですよ！
語彙力がなくなるほど、破壊力がある光景が見られます。
こんなものが見れるならば、連載を追っていたとしても買わないわけにはいきません。
ええ、付き合ったその後が見れる百合本って、ほんとうにありがたい。
昔の少女漫画よろしく、付き合って終わりなところがある百合ジャンル。
ですが、私たちは進化しました（退化かもしれない）
百合でだって、付き合ってからが見たいんじゃ―！
そんな願望を満たしてくれるのが、この書下ろしです。
年上の余裕を見せたい雪穂と、グイグイ行く巡。
グイグイくる巡に弱い雪穂が告白するところとか、もう、エモい。
言ったことないことって照れるよね。
わかるよ、うんうん。
これが、あの冷酷顔をしていた人かと思うと、人間って変わるんだなと思えます。
ああ、尊い。
まとめ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
復帰策としてこれを選んだのは
巡の真っ直ぐさと、雪穂の拗れ具合がひじょーに良い！
からです。
社会人として、学生として、人生に擦れてきたなと思ったときに読むと浄化される漫画です。
ちなみに表紙裏は、おねロリとしか思えないおまけになっています。
小学生巡と高校生雪穂が見たい方はどうぞ！
私はこの表紙裏だけで、短編が書けそうな気がしたほどですよ。
さくっと百合分を補給したい方にお勧めします。
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