さぁ、始まりました。総百合化。
皆さんはどうお過ごしでしょうか?
管理人のファスです、よろしくお願いします。 

記念すべき一作目はアカデミー賞にもノミネートされ、快進撃が止まらない「君の名は。」です。
見た人も多いんじゃないでしょうか。
あらすじを知らないことには、百合化も何もあったもんじゃないと思いますので
まずはあらすじになります



*注意
がっつりネタバレします
あらすじですのでネタバレをせずに視聴したい方は、見ないか、視聴してからまた来てください!

また、ファスは映画しか見ていません
原作小説は蚊帳の外に置かれています。
読み次第、また追記する予定ですので、ご了承ください。
(⇒読みました。「奥寺先輩の笑顔が一番尊い 小説「君の名は。」 感想」

君の名は。あらすじ


田舎に住む女子高生、三葉は田舎の生活にうんざりしていた。
古い家の風習、父親との確執、狭い世界で生きることに息苦しさを感じる。
「来世は東京のイケメンに生まれ変わりたい!」
そう叫んだ次の日、目が覚めると、見知らぬ部屋、見知らぬ顔、さらには東京の男子高生になっていた。
憧れた都会での生活、友人、バイト先のあこがれの先輩。
三葉は都会の生活を満喫します。

東京に住む男子高校生、瀧はある日不思議な夢を見る。
田舎の山奥で、女子高生として生活を送る夢だ。

二人は何度も、夢と現実を行き来し、やがて自分たちが本当に入れ替わっていることに気づく。
お互いの生活を守るため、入れ替わった時のルールを決め、少しずつ打ち解けていく二人。

ある日、瀧の片思いの先輩とのデートを取り付けた三葉は瀧の背中を押すブログを残す。
その日は千年の一度の彗星が観測できる日だった。

散々な結果に終わったデートを報告しようと、三葉に電話をする瀧。
しかし電話はつながることはなく、この日以来入れ替わりも途切れてしまう。
三葉のことが気になった瀧は、記憶にある風景をスケッチし、それを頼りに三葉を探しに向かう。
その先で三葉は三年前の隕石事故で死んでいることが判明する。
三葉を助けるために、もう一度だけでも良いから入れ替わりたい。
そう願う瀧に奇跡が起こる。
この後、色々瀧君が頑張って三葉を救い、ハッピーエンドになるわけであります。
最終的には生きていた三葉と大人になってから出会うので、本当の本当にハッピーエンド。
新海誠監督の作品としては珍しいくらいの幸せな終わり方です。

さて、ここまで読んでくださった皆さんはお気づきでしょう。

「え、これのどこに百合が入るの?」

あらすじだけでは、まさに青春恋愛映画という感じで、少しも百合が入る気配を感じさせません。
そこを百合化してしまうのが人類総百合化計画の目的です。

以下人物紹介です!

〇三葉
主人公・そのいち。ヒロイン。
家のことなど、様々なしがらみに嫌気がさし都会に憧れる。
祖母に育てられていることもあり、家事能力が高く、女子力も高い。

〇瀧
主人公・そのに。ヒーロー。
東京で父親と暮らす男子高生。
建築などの分野に興味を持っており、デッサンがかなり上手い。

〇奥寺先輩
瀧のバイト先の憧れの先輩。
モデル並みの容姿に子供らしい一面も覗かせる高嶺の花。
その上、仕事もできる才色兼備の女子大生。
(百合の元)

〇四葉
三葉の妹。
自分の姉が、自分の胸をもむ姿をいつも見てしまう。
さっぱりとした性格で、現実主義。

〇一葉
三葉の祖母。
三葉と四葉を育てている。
入れ替わりに気づいた最初の人物。

〇司
瀧の友人。
面倒見がよく、お節介。
司が心配で旅行に同伴するほど。

〇高木
瀧の友人、そのに。

〇てっしー
三葉の友人。
隕石事故を回避するために大活躍。
将来的にさやかと結婚する。

〇さやか
三葉の友人。
隕石事故回避のため、三葉とてっしーに巻き込まれる。
てっしーとは幼馴染で、少なからず思いあう仲。

ざっと上げただけでも、これだけの個性的な面々がスクリーンを彩っております。
一度見ただけでも、名前と顔が一致するというのはアニメ映画としては驚異的なことです。


君の名は。を百合化するために


これで、あらすじと人物が把握できましたね?
では本題の「百合としてどこを深めるか」に移りますよ!

・瀧が入れ替わった三葉に女の子が手紙を渡すところ?
⇒いやいや、あれは、かっこいい女子に手紙を渡すという、女子高ではある程度見られる光景です

・三葉とさやかが二人乗りで自転車に乗っているところ?
⇒女友達と二人乗りくらいします

・姉妹で巫女?
⇒姉妹が巫女で百合は深める価値ありです

ええ、萌えましたよ。
どんなに小さなことでも。百合というフィルターをかけて見てしまう私は確実にその三点ににやりと笑いました。
ですが、この映画で深めるべき百合はそこではない!
 
・奥寺先輩をデートに誘ったのが三葉であり、三葉が入った瀧を可愛いと思ってデートを受けた奥寺先輩の存在である

もっと極論を言えば奥寺先輩を掘り下げることが、「君の名は。」を百合化するための重要なファクターとなるわけです。
さてここからは奥寺先輩がいかに”百合的に美味しいか”を見ていこうと思います。


1.瀧には惹かれなくても、三葉の入った瀧には惹かれる。

劇中で奥寺先輩は言います。
「この頃、瀧君可愛くて、好きだったのよ」
この可愛い瀧君は中身三葉です。


2.瀧とのデートでは、あまり楽しくなさそうな奥寺先輩

三葉がいいってこと
ですよね?
まったく、わかりやすい先輩です。
瀧がデートの集中していないというのが、そもそも問題ですが。


3.ラストで瀧に「君もちゃんと幸せになりなさい」という、指輪見せ

もう百合フィルターのなせる業でしかないのですが。
最後、大人になった瀧と奥寺先輩が会っているシーンがあります。
その最後の言葉が上の「」内のものですし、その時左手薬指には指輪が。
普通の視聴者の方は、「ああ、結婚したんだな」で終わる場面だと思うのですが、百合脳だと違います。
「あれ、その相手女じゃね?」となってしまうのです。
なぜかというと、仕事終わりに昔好きだった男に会いに行く既婚者は珍しいと思います。
しかも結構フランクな感じですし、もしかするとちょいちょい会っているのかもしれません。
ここから考えられるのは、
・結婚相手が男と会っていても嫌な顔をしない相手=瀧の友人
・奥寺先輩自身が、少しも今の瀧を好きではない。男と会うことを恋愛の範疇に入れていない
の極端な二つです。
このブログはもちろん下を推奨します。

まとめ


奥寺先輩が好きだったのは三葉であり、それは三葉のいない瀧に少しも惹かれないことからも言えると思います。
また、多くの百合好き諸君が思ったことだと信じていますが、

三葉が「あーあ、私が奥寺先輩デートするはずだったのに」と涙するシーン

あの涙は三葉→奥寺先輩の決定的ものだと思います。
(それ以外なにがあるの?あれなの?この映画でよくある記憶が消されたことでの、何か失くしてしまった涙なの?)
私的には三葉→奥寺よりも奥寺→三葉のほうが好みです。
三葉ちゃんはやはり瀧君がいるし、奥寺先輩みたいなリア充感に満ち溢れてる女子が百合の方が楽しい!

今まで散々語ってきましたが、それでも語り足りないと思った結果……駄作ができました。
近々公開できると思うので、興味ある方は見てやってください。
そして、いや、自分の百合論はこうだ!という方、ぜひ感想をお寄せください。
私は百合を語りたい!



*ファス*