百合についての考察(これ)をしたので、ディズニーのあのヒット作について語ろうと思います。

そう、大ヒット映画「アナと雪の女王」 
長編の続編が作成されることや、エルサに同性の恋人をつくろう運動など、話題に事欠かない映画です。

私も大好きで、映画館で映画を見て、DVDまで買ったディズニー作品は初めてであります。
そして、「時代は変わったな」と映画館で思ったのも初めてです(笑)

この時の映画CMがまたすごいラインナップでして。

・マレフィセント
・想いでのマーニー
 
と、まるで波状攻撃のように私の顔面を緩ませようとしてくるのでした。

……洋画にジブリまで、百合要素を見出せるようになるとは、感慨深いものです。
(とはいっても、私はマレフィセントしか見てません。私的には、マレフィセントの方が百合

以下、解説のような、考察のようなものに続きます。






まずはアナ雪の基本情報から。

『アナと雪の女王』(原題:Frozen)

2013年公開
アカデミー長編アニメ映画賞受賞作品
ディズニー史上初のダブルヒロイン、すなわち、2人のディズニープリンセスを主人公とする作品。

雪と氷の魔力を持つ女王エルサ、そのエルサと王国を救うため冒険の旅に出る妹アナ、この二人の姉妹を軸に、真実の愛が描かれる。

これ、Wikiから引っ張ってきた情報なんですけど、なんかこれだけで百合くさいよね。
ディズニーは「真実の愛」というものを常に主題にしてきた会社らしく、今までも真実の愛を様々な立場で表してきています。

身分の差だと、「アラジン」や「ラプンツェル」
種族差だと、「美女と野獣」や「リトルマーメイド」
で、真実の愛を語ってきたわけです。

ディズニーには少しも詳しくないので、ぼろが出ないうちに話は戻ります。

今までも様々な真実の愛を表してきた会社が発表した姉妹の作品。
それがアナ雪なのです。

ちなみに、マレフィセントもディズニーなのですが、
これも幼いころから見守っていたマレフィセントとオーロラの関係を描いており、
「運命の愛」というより「積年の愛」というものにスポットライトが当たった時期だったのかもしれません。

(中身としては、アナ雪よりもマレフィセントの方がよっぽと百合な気がするのだが、なぜかあまり盛り上がっていないのが不思議で仕方ない。)



 

さて、ではこの映画、どこが百合的に見物か考えていきましょう。


・エルサがアナを好きすぎる

いち、引きこもった理由が「アナを傷つけたから」
に、魔法を暴走させた理由が「アナが結婚すると言ったから」
さん、魔法が消えた理由が「アナが死んだと思ったから」

ほら、全部アナが引き金でしょ?
これは疑いたくもなります

さらに続編の短編映画では、もうほぼプロポーズのようなこと(太陽も月も空もなんだってあなたにあげる)まで言ってしまいます。
シスコンここに極めりです。


・アナがエルサを信じすぎる

いち、エルサがアナを傷つけない理由は「姉さんだから」
に、小さいころからずっと姉の部屋を訪ねる理由は「大好きな姉さんだから」
さん、自分の命と姉、天秤にかけた結果、姉を選ぶ

いやいやいや、いやいやいや、好きすぎでしょ、姉のこと。
アナは行動すべてがエルサの気を引きたい故のものじゃないかと邪推してしまうくらいです。

いくら家族が姉しかいなくても、それが引き離されていた姉だとしても、ちょっと疑ってしまうわけです。


・王子様が悪者

最初はまさに王子様をしていたハンスくんですが、途中から中々こずるい奴になっていきます。
どうせ最後は王子とくっつくんだろうと思って、斜に眺めているとどんでん返しに大笑いしたくなります。
私のディズニー観が変わった瞬間です。


・落ちが王子様のキスじゃない

姉の抱擁と涙で助かるヒロイン(いや、ヒーローかもしれない)って……
真実の愛すげーとなること請け合いです。


以上が私が思った百合ポイントですかね。
どうにも、全てが姉妹百合に見えてくるから評価が難しい。
色々気になるところが多すぎて、逆にまとめづらいです。


言えることは、とにかく一度見た方が早い!


作品としても、大流行した「レットイットゴー」が上手く使われてますし、作中エルサの力で氷の城ができることころなんて美しすぎます。

色々と話題になった作品なので見た方は多いと思いますが、ぜひもう一度百合ポイントを気にしながら見てください。
きっと、あなたの中に姉妹百合が芽吹くことでしょう。


最後に、この作品関係で一番好きな言葉

「my sister, my hero」

この一文ですべてを語っているような気もします。



*ファス*



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