やっと届きました!
 
「君の名は。」 小説版!

アナザーストーリーの方も手元にあるのですが、そっちはまた今度感想を書こうと思います。
いつもは百合百合言っている当ブログですが、今回はちゃんと瀧君と三葉ちゃんを追いかけつつ、
やっぱり百合みを探す記事になります。

どうしても前回の「君の名は。百合化」記事(これ)を前提とした情報になりますので、
まだ読んでいない方がいらっしゃったら、そちらを読んでからの方がスムーズかと。
では以下「君の名は。」感想になります。


目次
〇小説版「君の名は。」にて百合みを探す
〇おすすめ内容
1.あっという間に流れていく映画と違って、物語を深く理解できる。
2.二人が惹かれあっている描写がある
3.ラストは圧倒的に小説版が好き!
〇気になったところ
1.不明なものは不明のまま
2.映画を見てからだと迫力が足りないかもしれない
〇結局百合は?
〇最後に



小説版「君の名は。」にて百合みを探す

1、百合は小説の方がある
2、作者が言っているように「アニメーション映画という形が一番ふさわしい」物語である
3、不明なものは不明なまま

小説の感想と言いつつ、作品の感想みたいになってしまいました。
ざっくりと感想をまとめると上のようになります。
私自身は映画を見てから本を読んでいるので、どうしても場面に映像が乗っかってきてしまいます。
音楽も流れてくる。
そういう意味でも2の「アニメーション映画という形が一番ふさわしい」という新海さんの感想は間違いないと。

話だけを読んでも、もちろん面白いです。
男女の入れ替わり・彗星の謎。
ドキドキはらはらする二人の日常生活。
その事件の時二人はどう思っていたかが、映画よりも深くわかります。
不明なものは不明なままですし、これを読めばすべてスッキリというわけではありません。

おススメ内容

 1.あっという間に流れていく映画と違って、物語を深く理解できる。

どうしても二時間という時間制限がある以上、映画で見るときはあっという間に飛ばされてしまったシーンがあります。
そして、何度も見ない限りそれらを振り返ることはできません。
ただ小説版では、瀧と三葉二人の視線で物語が進みますので、どう思ったのかやそんなことがあったんだということがよりじっくりわかります。
 

2.二人が惹かれあっている描写がある

「君の名は。」はなんでそこまでその人を好きになったのかがとても少なくしか描かれていません。
特に映画を見ていると、いつそこまで好きになったんだろう?とふと疑問が出てしまう場面もあります。
小説版では、なんとなく惹かれ始めているところや好きなんだと自覚するところが理解できます。
それでも不明なものは不明です。
新海さんが言うには「運命があるということを表現したかった」映画ですので、明確なイベントはないです。
逆に、そういうのがなくても惹かれるというのが運命ってことを表したかったんでしょうか。


3.ラストは圧倒的に小説版が好き!

映画を見た皆さんならわかると思いますが、彗星事件後の未来の話です。
映画では色々(奥寺先輩結婚指輪事件とかが)あって、あっという間に過ぎていくあのラスト
ぶっちゃけ、映画展開早すぎて、よくわからんかった。
電車で通り過ぎて、とか。
目が合って、とか。
そういうのはわかるんですよ。
だけどね、何を思って走ってるとか、なんで無言で通り過ぎるとか。
心理描写はないから、わからないんですよ!
だからこそ、ラストのセリフに重みが出るのが映画だとは思うのですが。
また想像の余地があるとも思うのですが。
小説版みたいに、すっきりさせてくれるのも好きです。
ええ、小説読むと瀧三しかないんだなと思ってしまって癪ですが(笑)


〇気になったところ
 1.不明なものは不明のまま

色々な伏線が複雑に混ざり合い、そこにタイムスリップやら入れ替わりが交じり合った結果。
「君の名は。」はとても複雑なストーリーになりました。
映画を見て一回で理解は難しいかもしれません。
その上、タイムスリップの世界線なんてものを考えた日には眠れなくなります。

小説版では映画よりは、細かい描写が圧倒的に多いです。
それでも謎のところや、不明なところは多々あります。
もしかしたら、これから見るアナザーストーリーの方で解明されているのかもしれませんが、わからんものはわからんまま。
小説ですっきりしよう!という方には向いていないかもしれません。


2.映画を見てからだと迫力が足りないかもしれない

どうしても映画の美麗な映像を見てしまうと、文字だけでは味気なく感じるかもしれません。
私としても、「前々…」の歌の場面では勝手に流れてきますし、星の降る夜の描写の綺麗さには鳥肌が立ちます。
そういう感動を味わっていると、どうしても味気なく思えるかも。

ま、そういう場合はもう一度映画を見に行きましょう!


結局、百合は?


当ブログで扱うからには、この項目を書かないわけにはいかない……!
ということで、私がひっかかった百合ポイント


・三葉がめっちゃ奥寺先輩に惚れてる!

東京で見た一番尊いもの奥寺先輩の笑顔とか、百合患者を殺す気ですか。
なんなら、奥寺先輩でてくる描写のとこ、三葉、どきどきし過ぎじゃないですか。

そして、奥寺先輩、やっぱり百合みを感じ取れるよ。
どんないちゃいちゃが二人の間にあったのか、少しでもいいから教えてください監督!

映画だとあんなにあっという間だったシーンがこんなにも百合に溢れた文章になって返ってくるなんて。
ここだけでも買った意味はあった……


・指輪事件

映画では描写なかったけど先輩ちゃんと「結婚する」って言ってますね。
これは百合断念か……と思った、そこのアナタ。
 
まだまだ百合脳が足りません

アパレルな会社に入って現在は千葉の郊外暮らしという先輩。
その相手が男だなんて誰が決めたっ
仕事もまだ辞めないみたいだし、妄想に不可能はない

ということで、きっと指輪事件を含めた百合な作品がそのうち舞い降りるでしょう。


〇最後に

映画を見て面白く思えた方は、小説も間違いなく面白いです。
人物の描写や感情表現もしっかりしています。

ただ、この話は結局新海監督が言った「アニメーション映画という形が一番ふさわしい」というのは間違いないと思います。
文字だけでなく、ストーリーだけでなく
あの音楽があって 
あの綺麗な絵があって
キャラの声があって
全てが一体となって、今年一番の話題作「君の名は。」はできたのだと思います。
ぜひ、あの感動をもう一度味合うためにも読んでみてください。



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