人類総百合化計画

百合人間による、百合作品を紹介(妄想)し、百合世界を応援するブログ……になる予定です

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百合紹介

#286 百合小説レビュー【ひきこまり吸血姫の悶々】

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吸血鬼と百合の歴史は、意外と古いって知ってますか?

吸血鬼とは、みなさん、ご存知のように「人の生き血を吸う」存在です。
それ以外にも「太陽の光が苦手」とか「処女の血を好む」とか、枝付されてる部分は多々。
前は怖い存在として描かれることが多かった吸血鬼も、時代が進むにつれて、だいぶ可愛らしくなりました。

変わらないのは「人の血が必要」という部分。
まぁ、これは、吸血鬼の定義だからしょうがない。
女吸血鬼が主人公の場合、そりゃ、見た目としては「女×女」になるわけで。
百合好きとしては、見逃せない部分ですよ。

吸血鬼と百合の発端ともいえる小説「カーミラ」は、まさしく耽美的百合小説の匂いがします。
内容について語ると長くなるので、今回はハショリますけどね!

以前書いた記事などもあるので、気になる人は参考までにどうぞ(→『吸血鬼×百合の文化は140年近くある伝統芸能』
こんな小説が百年以上前に書かれているんですよ。
いやー、人間、惹かれる要素は変わらないんですね。

なんで、こんな話をするかと言うと【ひきこまり吸血姫の悶々】という小説を読んだから。
GA文庫優秀賞の作品です。

この話に「百合とは書いてないけど、百合が多く出てきますよー」という話をします。
表紙はこんな感じ↓

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「私は引きこもる!!!」と力強く宣言してます。
が、そうはいかなくなっちゃったのがストーリーです。

優秀賞受賞作品なだけあって、構成がすごく綺麗。
百合が増えたとはいえ、まだまだ、百合小説は少ないです。
商業作品は片っぱしから読んで、レビューする心意気で行こうと思います。


目次
○とにかく、テラコマリが可愛い
○キャラ的には、敵役がツボ
○主従百合が基本です


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#284 百合SFアンソロジー【アステリズムに花束を】レビュー



――困った。
【アステリズムに花束を】を、読み終えた私の率直な感想である。


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ハヤカワ文庫が満を持して、刊行した【アステリズムに花束を】
百合×SFという分野において、たしかに、金字塔になる一冊だろう。

9つの作品が収められている。
『SF』と、ひと括りにしても、宇宙を舞台にした分かりやすいSFものから、時代小説を彷彿とさせる、怪異小説に近いものまである。
そのうえ、マンガさえ入っているから、この文庫の層の厚さがわかるというものだ。

さて、何に困ったか。
それは『百合』の部分である。
ぶっちゃけていうと、この本で、はっきり恋愛感情が描かれているものは、ほとんどない。
恋愛じゃない。だけど、確実に百合である。
だから、困ったのだ。

百合という分野は、もともと幅が広い。
人によっては、百合なことも、人によっては、百合じゃなくなってしまう。
この【アステリズムに花束を】は、そういう意味で問題作だ。

百合とSF。
この2つを果敢に推してくる、ハヤカワ文庫の健闘を讃えたい。

百合好きに告ぐ。
この本は、あなたが求める百合が入っていないかもしれない。
だが、今まで見たことない百合が入っているかもしれない。
どう受け取るか、それはあなたの百合次第だろう。



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#281 最強とテンプレと百合と【私の推しは悪役令嬢】



最強ものと悪役令嬢ものは、表裏一体の存在じゃないだろうか。

そんな疑問を抱いたのは、私がこの2種類が大好きだからである。
アラサーもアラサーであるが、この種類の小説が面白くてたまらない。
それはきっと、物語として筋が通っているからなのだ。

筋とは、つまりテンプレ
テンプレでありながら、中身は違う。
それが世の中でこのふたつのジャンルが大流行している理由じゃないだろうか。
そんなことを考えた。

その中でも、おすすめしたいのが『私の推しは悪役令嬢』である。
タイトル通り、悪役令嬢もの。
そして、悪役令嬢ものと百合をものの見事に融合させた小説だ。

ただの悪役令嬢ものには収まらない。
百合から一歩踏み込んで、セクシャリティの話まで含まれている。
この部分を小説に組み込むのは、とても難しい。
面白さとイチャイチャさと、ほんのちょっとの問題提起。
これらをうまいこと物語として成り立たせている。

きちんと完結しているうえに、キンドルさんでも読める。
ぜひ、手にとってもらいたい一冊だ。



目次
◯『私の推しは悪役令嬢』とは?
◯『私の推しは悪役令嬢』オススメ内容
1、乙女ゲーの中に咲く百合
2、革命せよ!
3、セクシャリティについて
◯まとめ


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#279 百合じゃない『伊勢さんと志摩さん』は、百合みに溢れた作品です!



トクヲツムさんの『伊勢さんと志摩さん』をご存知ですか?
いや、知らないなんて、そんなことないですよね。
少なくとも、こんな百合ブログに来てくださる方ですもの。

ざっくり、説明させてもらえば、先輩と後輩の百合を描いた『終電で帰さない、たったひとつの方法』の作者さんです。
そのトクヲツムさんがコミックトレイルで連載しているのが『伊勢さんと志摩さん』

百合じゃないんです。
百合じゃないんですけど、非常に百合みに溢れた作品になっていますよ!
少し込み入った社会人百合を探している人には、ぜひ読んで欲しい。



単行本にもなってます!
とりあえず、Web連載が無料で見れるので、早速読みたい人はどうぞ(→『伊勢さんと志麻さん』コミックトレイル

特に今回更新されている15話は、いろんな人に読んで欲しいと思ってます。
ルームシェア始める前の話になります。

元々、伊勢さんと志摩さんは高校の時の同級生。進学とともに連絡もとらなくなるくらいの「知り合い」でした。
それなのに、社会人になってから同じ職場になって、ばったり再会します。
伊勢さんが志摩さんの教育係になったり、仲を深めるうちにルームシェアをするって話です。

15話はこのルームシェア前のお話。
ここに百合みというか、尊みが詰まってます。

百合じゃないんだけど、百合みはすごい!
そんな異端作を一緒に楽しみましょう。


目次
◯『伊勢さんと志摩さん』とは?
◯『伊勢さんと志摩さん』オススメ内容
1、二人で色々チャレンジ!
2、正反対だけど気の合う二人のルームシェア
3、百合って欲しいような、このままでいて欲しいような絶妙なバランス感覚
◯まとめ


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#280 電撃がみせた青春百合小説【スイレン・グラフティ】



どうして『スイレン・グラフティ』なんだろう。

最初の印象としては、それに尽きる。
たまにしか行くことができない、都会の本屋。
そこには「百合部」なる、私の夢のような場所があるのだ。

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今日紹介する『スイレングラフティ』も、そこで見つけた。
文庫本を何で探すか、なんて個人差が出まくるところだろう。
ジャケ買い、タイトル買い、作者買い……ぱっと思いつくだけでこれだけある。
それじゃ、私はこの本を、なぜ買ったのか。

実は、どれにも当てはまらない。
言うなれば、「百合センサー買い」だ。
昔から活字中毒なので、本屋や図書室をブラブラすることに人生の大半を注いできた。
そうやって歩いていると、たまーに呼ばれる本がある。
昔なら、そのまま立ち読みして、ばーっと読んでしまったりしたのだが、このご時世、そんなこともしにくくなった。

なにより、百合部さんに置いてあるのだ。立ち読みしても買わねばなるまい。いや、立ち読みせずに買うのが一番いい客なのだろうが。

とにかく買った。そして、当てた。

さすが、電撃文庫さん。
一時期の勢いは見られなくなったが、まだまだ青春を感じさせるラノベを出させたら最高の会社じゃないだろうか。
スイレンの意味も、少女二人の青春も、ぎゅっと一冊に詰め込まれていた。
久しぶりに、清々しい気持ちになれる、百合ラノベに出会えたので紹介したい。




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